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生まれてこなければよかった
誰にも必要とされていないのに
どうして今も呼吸をしているんだろう
捨てられて路に転がって
冷たい風に煽られ舞い上がる
そんな小さな祈りさえも

このまま眠り続 ....
蛍光灯の下に籠を置いた
中にはキミの好きだった花を入れて
黄色いガーベラ

あの日からキミを失って
戻ってくるはずもないキミを
毎日こうして待ち続けている
いつでもキミを
すぐに受け入 ....
萎れた表情に映る月
突風で乱れる長い髪は
以前は誰もが憧れる程煌いて
キミの眼には今
何が見えているのか

凍った夜空に溶けてしまいそうで
僕がキミを抱き締めれば
抗う事なく弧を描く様 ....
眠り続ける彼を抱き上げた
だらんとだらしなく細い手足
蒼白い月に照らされた瞼の舞台で
華麗に踊るのは悲しみの輪

狭い場所で生きてきた彼の
存在意義などあっただろうか
持ち上げても重みの ....
自分を売る少女が
ドレスを脱ぎ暗い部屋で
見知らぬ男に奉仕します
笑顔で優しい口調で喋ります
心を捨て去って

時間に追われ窮屈だと
小さな暗がりで思うけれど
口にしてはいけません
 ....
夢でなら会えると信じてる
見なくてもいい物ばかり見えて
寂れた部屋で一人で
涙を流すばかりで救いは見当たらない
止まったままの時計の螺子

いくら言葉を連ねても伝わらない思い
貴方の耳に ....
私という形がなくなってゆく
壊れた時計の螺子は緩んだまま
閉じた瞼に踊る蒼白の輪に
何かを託そうと指を動かすけれど

心はいつもの空へと還ろうとする
私を破り捨てて昇る世界は
思うより華 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いらない- AKiHiCo自由詩206-4-5
ガーベラ- AKiHiCo自由詩206-3-24
35℃- AKiHiCo自由詩105-12-24
何もない彼- AKiHiCo自由詩305-9-11
夜の人形- AKiHiCo自由詩405-8-19
言葉は届かない- AKiHiCo自由詩205-7-27
私は壊れてゆく。- AKiHiCo自由詩205-7-21

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