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夏は容易く永遠を擬態するので
僕らの意識の最も敏感な部位は
いつでも眩暈に侵されたままだ
もし愛に辿り着けたら
まずその中の闇を探り当て
もぐり込んで
しばらくは眠ってしまおう
異なる方向をもつ
いくつかの時空の瞳が
時折ふと{ルビ輻輳=ふくそう}する
と
その焦点に結ばれる
あのひとの像
たまゆら
その眼差しも
仕草も
声も遠く
けれどかつて触れたこ ....
{引用=*四行連詩作法(木島始氏による)
1.先行四行詩の第三行目の語か句をとり、その同義語(同義句)か、あるいは反義語(反義句)を自作四行詩の第三行目に入れること。
2.先行四行詩の第四行目の語 ....