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その岩は岩でしかない。
だからただ、そこに居る。
雨が降り、風が吹き、雪が積もり、雷が落ちても、
その岩は岩でしかない。
ただそこに居続ける。ちっぽけなふやけた岩だ ....
三人泣かせ帰ってきた、清く正しい朝帰り。
麦茶が妙に空っぽい。
虚しくて空しい。
遠い。
遠いんだよ。
俺は、
以下、呟ぼやきます。
罵詈 ....
飛びたくて、飛べなくて、
逃れたくて、逃れられなくて、
おれたちは窓から堕ちてゆく。
毎日と一日と、ありったけの今日。
翼がないおれたちは羽ばたくしかない。
この腕で ....
きみの涙は、
僕が舐めてあげる。
きみの瞼も、
きみの耳も、
背骨の窪みも、
おへその穴も、
その淡い茂みの奥も、
みんな僕が舐めてあげる。
おいで。
世 ....