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夜風に杉の葉が揺れる
誰かの約束が
ほろり
足先に落ちてころがる

さあ 準備はOK? わたし

夜露でつめたいブルーシートに
さかなたちの影が泳ぎくる
さらりひらり木の葉よりかるく ....
みどりにくもる朝の窓辺 (2005/06/11 09:31)
あざけるような混声合唱、そして (2005/06/11 09:31)
井戸を覗けば満天の星 (2005/06/11 09:31)  ....
がらがらと開ける
明け方の雨戸に
ひょいと跳んできたら
ちょっとだけにらめっこ

あしどりかるく
自分のおまんまを
きちんと自分で稼ぎ出す
この勤勉な同居人は

何を食べたかもぐも ....
雑草という草はないのだが
雑草と呼ばれているので
雑草なのである
雑な草なのである

腰をかがめて日なが一日
その雑な草を抜く
はこべたんぽぽすべりひゆ
のぎくになずなほとけのざ

 ....
地味な葉は
ちょっと夾竹桃に似て

五月がくると
白い五弁花の中央
蕊のねもと
鮮やかな紅にいろづく

花の名は知らない
それは
道路にまき散らされていた

糞便の匂いと
アンモニアの匂いと

甘くなつかしい吐瀉物の匂い

焼け落ちた鐘楼
言語を浸食する意味
流れてゆく橋

ただ匂いだけが
私を ....
初夏の夜、首が痛くなるほどに
高い空を見上げて、
あれがかんむり座だよと、
いつかそう教えたのに、

あなたは忘れてしまった。
七つの星でできた王冠を、
あっさりと投げて捨て ....
許されたものだけを
焼いて

猛るものは
まだ残るか
フランケンシュタインの怪物を俺は覚えている。
俺は子どもの時から頭が冴えていて、
誰よりも記憶力がよかった。
だから俺は超難関の試験をいくつもクリアし、
極秘の指令を受けて宇宙に飛び立つ人間と ....
夏休みの宿題は終わったのと
かあさんは訊ねる
私はもう学校卒業したんだよと
何度説明しても

かあさんは言う
おまえはやく宿題をやんなさい
ツクツクホウシが鳴く前に
とっとと宿題を終わ ....
蜜柑色した西空を探るように
行ったりきたりするのは
連れ添いを求めているから。
でなければ飢えているから。

しかしその飛翔の優雅なこと!
ヘリコプターのホバリングも
グライダーの滑空も ....
前回私の足の話をしたので、今度は私の夫の足について話してみる。

私の夫は肉体労働従事者で、趣味が山歩き渓流釣り山菜採り茸狩り、毎週二回バレーボールとインディアカの練習に出かけ、日曜日にはソフトボ ....
ええと、俳句結社に入っていたり、俳句について勉強していたりする人は読まなくていいです。あくまで初心者向き、老婆心のお節介的文章。あのねそこのひと、ベテランは読まなくていいんですってば!

(ここよ ....
初夏の日に映える
あの黒い羽根は
あなたにいつか送るつもりの
今はないしょの手紙

内容はまだ明かせませんが
なにしろ黒いのです
ところどころに紅さしてはいるけど
腹まで真っ黒けなので ....
2002年に詩人ギルドレビュウに発表した文章をもとに、雑談スレでの「詩の定義」議論に、私なりのレスポンスをしたい。下の文章は、あちこちの詩の掲示板で何かと問題にされることの多い「詩の定義」議論に私なり .... 正月からこっち、急性肝炎になるわ風邪をひくわでぐちゃめちゃな毎日を過ごしている。昨日ようやく雑炊が食べられ、今日ようやくベッドから這い出せたというくらいで、いつまた寝込むかわからない。そういう状況でネ .... 蜜柑の里の海辺の丘で
まるで童謡の一節みたいに
蜜柑の里の海辺の丘で
太平洋に浮かぶ船をみている

船は遠くて
たぶん大きいのだろうけど
ちいさくみえる
たぶん動いているのだろうけど
 ....
まず言っておかなきゃならない
これを読んでるあなたは
(あなたが誰であれ)
この雑文における「あなた」ではない
あなたと「あなた」は別人である
筆者と「私」も別人である
まずあなたにこれだ ....
ここまでの6章で、私は、ネット詩批評の周辺にある5つのもの―――交流・感想・紹介・添削・観賞について書いてきた。これら5つ以外に「解釈」「註釈」などがネット詩批評の周辺にあるが、私は「解釈」を重視して .... 観賞とは、何かを味わうことだ。基本的には、誰だってできる。教わらないでもできる。しかし、味わえる内容やレベルは、知識に大きく左右される。だからこそ「味わい方」を教える/教わるということがありうる。
 ....
なんてタイトルをつけると怒るだろうか、「我が同志たるトラブルメーカー」というのは、ずばり、山田せばすちゃん(敬称略)のことだ。技術論的批評(もしくは「添削」)の腕前に関しては、彼の右に出るものは少ない .... 私は無類の本好きだが、これまで著者にファンレターを出したのは、2度だけだ。1度目は小学生のときアストリッド・リンドグレーンに。2度目は、高校生のとき栗本薫に。で、実を言えばナイショの3度目があって、そ .... 告白すれば、私は詩人同士の交流に限らず交流とゆーヤツが極端に苦手だ。自分の詩に感想をもらっても、どうレスしたらいいかわかんないし、私生活について質問されたり私生活について語られたりしても、あまり興味が .... この一連の文章は、タイトルから推測できるように原口くんの「まず、ないものねだりをしないこと」を受けた文章ではあるけれど、別に反論というわけではない。原口くんが、技術論重視の批評者を真っ向から批判してい ....
こしごえさんの佐々宝砂さんおすすめリスト(84)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Shaman's_Lullaby- 佐々宝砂自由詩305-6-13
三分間逆転自動記述- 佐々宝砂自由詩105-6-11
ハエトリグモ(百蟲譜48)- 佐々宝砂自由詩7*05-5-19
雑な草- 佐々宝砂自由詩305-5-17
花の名は知らない- 佐々宝砂携帯写真+ ...205-5-15
それは- 佐々宝砂自由詩105-5-8
かんむり座- 佐々宝砂自由詩2805-5-3
野火- 佐々宝砂携帯写真+ ...505-4-27
(1960—1993)- 佐々宝砂自由詩6+05-1-22
ツクツクホウシ(百蟲譜31)- 佐々宝砂自由詩1304-8-4
オニヤンマ(百蟲譜26)- 佐々宝砂自由詩304-8-3
普遍性について- 佐々宝砂散文(批評 ...604-4-2
俳句の非ジョーシキ- 佐々宝砂散文(批評 ...15*04-3-8
クロアゲハ(百蟲譜17)- 佐々宝砂自由詩4*04-1-21
詩の境界線(最終更新9/16.2008)- 佐々宝砂散文(批評 ...1004-1-18
私の詩にポイントを入れてはいけない- 佐々宝砂散文(批評 ...4*04-1-13
まだ生きてるひとへの恋文- 佐々宝砂自由詩404-1-6
「私」のノンレトリック- 佐々宝砂自由詩6*03-11-5
Cry_For_The_Moon_7「批評へ、あるいは_Le ...- 佐々宝砂散文(批評 ...16*03-7-29
Cry_For_The_Moon_6「観賞、あるいは詩のソム ...- 佐々宝砂散文(批評 ...903-7-29
Cry_For_The_Moon_5「添削、あるいは我が同志 ...- 佐々宝砂散文(批評 ...503-7-28
Cry_For_The_Moon_3「感想、あるいはあなたが ...- 佐々宝砂散文(批評 ...403-7-27
Cry_For_The_Moon_2「交流、あるいは火星の人 ...- 佐々宝砂散文(批評 ...503-7-27
Cry_For_The_Moon_1「序論のよーなもの」- 佐々宝砂散文(批評 ...803-7-27

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