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たすけあい
ささえあい
かなしみあい
よろこびあい
そんなふうに
まいにちをすごしたい
こんないまだから
そんないまだからこそ
すこしのへんかをきたいして
だれ ....
ゆきゆきて花びら落つ
されど
世はさむざむと語るも虚し
日差しさやかなることを願い
枝先に残るつぼみに
その時を問う
また一片の行方を見やれば
地を春色に染め
伏 ....
(美しく生まれたかったと
思ったこともありました)
ある日
一羽のチョウが迷い込んできて
羽を持って生まれてきた生き物は
そんなふうに飛ぶのが
当然なのだというように
ゆら ....
星の言葉 降る降る
空の端から
投げかけられた 放物線
かすめていったひとかけら
こぼれて描いた その軌跡
ほんの少しを呼吸して
小さな夢を叶えるために
届くといいな 流 ....
砂浜で波とたわむれる
あなたを見失ってしまいそうで急いでかけよった
あなたの白をたどれば
その薄紅色の唇に広がってゆく海が見えてしまう
景色はうっすらと朱に染まろうというのに
....
どんなに遠くを見つめても
そこは一面のブルースカイ
「青」は
けしてきれいな色じゃない
少なくとも
けしてきれいなだけじゃない
無邪気に微笑んで
悲しみを忘れるために見上 ....
泣けるくらいの悲しみならば
それは言葉にならなくていい
シャウト!
吹き溜まりの街角で、自転車に乗ったおじさんが
何を言ってるのかわからないでいる
イカレテル
そん ....
ブランコから見た空は海に似ていた
悲しみに揺れるように
君はぎりぎりの角度で空を見る
浮かべた涙をこぼさぬように
近づく地面を遠ざけて
君はぎりぎりの角度で
懸命にこら ....
(ゆーきや、こんこん…)
めずらしく降った雪のおかげで
妹は
はじめての雪だるまをつくりました
あんまりまるくないところが
妹の性格と似ていて
思わず笑ってしまったことを
今でも ....
{引用=赤い木の実の瞳から
流れる涙は止まりませんでした}
身体の悪い妹に
この冬はどうにも寒すぎて
コンコン、コンコンと
咳を繰り返すたびに
雪が降り積もります
それでも妹 ....
空は何も忘れはしない
それは始めから何も覚えていないからだと
古い本に書いてあった
それは確かに詩人の言葉だと
子供ながらに納得したことは
はっきりと覚えている
冬空にカイ ....
今日も遠い北のはずれでは
北風がつくられている
私は妹の手をとって歩きながら
「ごらん、あれが北風だよ」と
すり切れそうな雲の端を指さして言う
すると雲は
少しずつ形を変えなが ....
どうしてこんなに冬は寒く
こうして身体をふるわせる
秋をくるんだ
あの真っ赤な太陽は
暮れゆく一日に束の間の
焦がれる時をくれたではないか
降り散る枯葉のひとつにも
哀れを誘う言 ....
花の名前を知らない僕は
きれいな花を見つけても
誰にも教えてあげられない
植物図鑑を一冊買って
花の名前を覚えよう
いつ芽が出て
いつ花が咲くのか覚えよう
小さな庭に種をまい ....
多くの星が
自ら輝くことができないように
僕らもまた
自ら輝くことはむずかしい
たとえば僕がそうであるように
一つとして同じものなどない
そんな僕ら星のかけらたち
一つの存在が放 ....
海岸にうちあげられた貝殻は
まるで磨かれたつめのようでした
わたしはその上を裸足になって
割らないように歩きました
もう冬の寒さの中
波しぶきが雪のように舞う日のことです
痛い ....
中学のころ
教科書の中に出てきた
ナンシーに会いたい
タケシの家にホームステイで来ただけなのに
のこのこ学校までついてきて
わざわざ英語を教えてくれたナンシー
ナンシーに会いた ....
君の身体にあいた小さな穴を
塞ぐこともできないような僕です
風が冷たくなってきました
風邪などひきませんように
そんなセリフは
可愛くもないけれど
せめて吹き抜けないように
....
泣くために悲しんだことがある
砂浜にかじりつくようにくいこんでいた白い貝は
まるで生きているみたいに艶やかな色をしていたから
指先で撫でたら深くもぐりこんで逃げてしまうような気がした
....
風が言葉をさらっていった
ただ黙って
夕暮れを見送る
綺麗なものへの憧れは尽きることなく
たとえばそう
悲しみの結晶が透明であるならば
過去も無かったことにできるだろうか
....
子供のころは簡単だった
青いクレヨンで雲のかたちをくりぬけば
それが空だと言えたけど
いま僕が描こうとしてる
この空には青が足りない
たくさんのことを知ると
たくさんのこと ....
駅
プラットホームの端っこで
小さく手を振る人がいる
今
動き出す列車の背中には
きっと誰かの
そう
見送る視線のその先には
きっとそんな
夏の終わりが ....
幼い頃に覚えた童謡を口ずさんでみれば
なぜか悲しい気持ちがわいてきて
もしかしたら
うたの歌詞が悲しいのかもしれないと
確かめるように繰り返してしまう
夏と秋のさかいめは
きっ ....
目を閉じてひゃく数えるあいだの
静けさがこわかった
(いーち にーい さーん)
ぼくはずるだと言われるのがいやだったから
はんぶん泣きそうになりながらゆっくりと
(しーい ごーお ....
なんとなく気分のいい日には
枝を揺らす風だとか
キラキラした川面だとかを
鼻歌にして口ずさむ
そうやって
枝を揺らす風はやさしいなぁ
キラキラした川面はきれいだなぁ ....
線が
小さな点の集まりだと知ったのは
まだ恋なんて知らない
幼い頃のことでした
とぎれとぎれに
一つ一つの出会いがあるように思えても
振り返ればなぜか
すべてがつながっているよう ....
僕はきっと虫なのだと思うありふれた夜。
その理由はいくつかあるのだけど、つまりそれは虫であるはずもない僕の外見からは想像もつかない。たとえば横断歩道をわたろうとするとき、わき腹のあたりがむずむず ....
つくんと
ときおり胸で感じる痛みを
悲しみのせいだとは
思いたくないから、僕らは
うたおうとする
好きな歌を
思い出せないフレーズで
立ち止まってはいけないと
覚えてるとこ ....
入院してる友達のために折ってるのと
その子はちょっと淋しそうに
鶴を折っていました
それを手伝おうと
わたしも折ったのですが
できあがった鶴の
羽を広げようとしたとき
その子 ....
街が夕焼けに染まるころ
通勤快速を降りれば足早になる
車内の熱気にゆであがってしまった
君はきっと
夕方の空気が好きに違いない
商店街を駆け抜ける自転車に
危うくひかれそうになって ....
こしごえさんのベンジャミンさんおすすめリスト
(35)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「あいのあるところ」
-
ベンジャ ...
自由詩
7*
21-12-12
「春」_(青年詩片)
-
ベンジャ ...
自由詩
7*
07-3-23
「チョウ」_(青年詩片)
-
ベンジャ ...
自由詩
10*
07-3-9
「星の言葉」
-
ベンジャ ...
自由詩
9*
06-12-29
「どこまでも白い海」
-
ベンジャ ...
自由詩
12*
06-4-22
青空_(ブルースカイ)
-
ベンジャ ...
自由詩
9*
06-4-4
シャウト!_(完全版)
-
ベンジャ ...
自由詩
7*
06-2-28
ブランコから見た空は海に似ていた
-
ベンジャ ...
自由詩
6*
06-2-15
さよならの雪だるま
-
ベンジャ ...
自由詩
3*
06-1-31
雪うさぎ
-
ベンジャ ...
自由詩
6*
06-1-17
カイト
-
ベンジャ ...
自由詩
5*
06-1-1
北風の工場
-
ベンジャ ...
自由詩
14*
05-12-16
どうしてこんなに冬は寒く
-
ベンジャ ...
自由詩
4*
05-12-13
笑顔の種
-
ベンジャ ...
自由詩
9*
05-12-3
星のかけら
-
ベンジャ ...
自由詩
6*
05-12-2
貝殻の道の上で
-
ベンジャ ...
自由詩
4*
05-11-11
ナンシーに会いたい
-
ベンジャ ...
自由詩
8*
05-11-10
ピアス
-
ベンジャ ...
自由詩
7*
05-10-27
砂浜で拾った貝殻はどこまでも沈んでいった
-
ベンジャ ...
自由詩
11+*
05-10-24
悲しみに別れを告げるとき
-
ベンジャ ...
自由詩
12*
05-10-13
この空には青が足りない
-
ベンジャ ...
自由詩
17*
05-9-24
「夏の終わり」(コラボレート作品)
-
ベンジャ ...
自由詩
11
05-9-20
夏と秋のさかいめは、きっとこんな夕暮れ
-
ベンジャ ...
自由詩
14*
05-9-16
ぼくは鬼ごっこの名人だったんだ
-
ベンジャ ...
自由詩
13*
05-9-9
鼻歌
-
ベンジャ ...
自由詩
12*
05-8-28
点と線(そして座標)
-
ベンジャ ...
自由詩
12*
05-8-22
僕はきっと虫なのだと思うありふれた夜。
-
ベンジャ ...
自由詩
23*
05-7-16
そうやってうたえばいい
-
ベンジャ ...
自由詩
17*
05-7-14
千羽鶴
-
ベンジャ ...
自由詩
68*
05-7-3
そのスピードで
-
ベンジャ ...
自由詩
7*
05-6-28
1
2
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