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なにかを そこなうのを
おそれずに いうなら
ことばは わたしから
あふれて わたしでない
もののために かがやく
ひざまずけば 祈りの
耳のたかさで やぶれた
約束を ささやきながら
ひらくから とこしえに
きみを わすれない 
ふしあわせな こころに
にじを かけそこなった
せつなさの はてを はなで
かざれなかった きみの
ためだけに いきられなかった
木かげに つむじ風の
セーブポイントが ひらいている
冒険のつづきを おもいだしたが
もうしばらく 汗にまみれて
働いてからにしよう と思う
遺書をかいてから ずいぶん経った
あのころの じぶんと
いまの わたしが 同じである
はずがないので 襟をただして
若づくりを してみる
いたいとき くやしいとき
かなしいときの なみだを
のこらず 如雨露にうけて
ともだちの 庭という庭で
しあわせの 花を育てます
  
 
●関連作品
ガーデニングの話→ http:/ ....
となりに座っても よろしいですか
わたしの喪失は たぶん
あなたほどではないのに
あつかましいお願いですが いっしょに
すこし泣いてくださいませんか
あこがれて あきらめて
うちひしがれて 汚れた
たましいを つきることなく
あらって あかぎれになった
おかあさんの手に 接吻してもよろしいですか
苦悩のあたらしさを
うしなって 道がおわる
そこに はこんできた自分を
泣きながら捨てると
また道が はじまる
みきわめて いっせいに
ちらした そのわけの
まさにその ありかへ
りょうらんと はなを
おくって たむけとする
むこうにも なにも
ないかもしれないと
壁を
イメージするとき
すでに敗れている
ハッピーエンドから
はじまる ほんとうの物語
それからそれから どうしたの
うれしいときに いやというほど泣いて
かなしいときは ふつうに笑っていたさ
わがうたは闇にあまねくある星のいまはほろびし宴のなごり

この酒を忘れてならぬ痛みさえ癒されゆくをかなしむひとと

寂々とさくらしべふる宵闇にただのみかわし酔いどれていた
逢坂桜さんのみつべえさんおすすめリスト(43)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そろもん(矜持の話)- みつべえ自由詩206-9-3
そろもん(傷痕の話)- みつべえ自由詩506-8-28
そろもん(青年の話)- みつべえ自由詩506-8-10
そろもん(炎天下の話)- みつべえ自由詩206-8-5
そろもん(下方修正の話)- みつべえ自由詩106-7-18
そろもん(ガーデナーの話)- みつべえ自由詩406-6-11
そろもん(告別の話)- みつべえ自由詩706-5-26
そろもん(聖母の話)- みつべえ自由詩306-5-4
そろもん(歴程の話)- みつべえ自由詩1006-4-21
そろもん(木の詩人の話)- みつべえ自由詩406-4-8
そろもん(スランプの話)- みつべえ自由詩406-1-25
そろもん(続編の話)- みつべえ自由詩805-12-12
さくらしべふる宵闇に- みつべえ短歌304-4-16

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