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いつかの風が 世界を
ひとめぐりして また 
吹きつける おもわず
手でかばって はからずも
傷のありかを おもいだす
ビルばかりの 街にいると
遠くへの まなざしを
忘れてしまう きみの
心ではなく 顔ばかり
みつめて ごめん 
夢のつづきは いつも
さむいものを 育てていた
ぼくらが たがいの
希望に なるのだと
むつびあった あの場所から
わたしはじかんのはてから
ながれをぎゃくにたどって
ここまできました
あなたにかかわり
せかいのみらいをかえるため
それ ちがうと
おもう ぼくは
わかりあうために
かくんじゃないんだ
それだけは わかる
そらの ところどころに
きずをいやした あとがみえる
ひとは ほんとうは
ずっとむかしに みちを
おえているのかも しれないな 
おんなの子が 銃を
ぶっ ぱなしているけれど
おとこの子の 詩のほうが
弾丸よりも はやく
相手に 届いている


関連作品→http://po-m.com/forum/showdoc. ....
かぞえられないものばかり
あいした罰に つけられた
おもい影を ひるま
ひきずっていた魂が
夜のベンチに 碇泊している
だれのためでもなく
言葉は うまれ
王国となった あ
きみの ためだけに
歌いたかったのに
ある日 旅に死んだら
風よ雲よ 伝えてくれ
どこかで しあわせに
暮らしているから
さがしたりするな と
ひかりの 牽引が
ここちよい 日だった
つむじ風が 花びらを
まとって 帰ってゆくのを
ひねもす ながめていた
ほとんど 売れないので
こまかく ちぎって
鳥たちに くれてやる
ごくまれに 心に
翼をもつひとが 買いにくる
荒野で おとこが
口笛 吹いている
うしなうものさえ
ないもない と
知ってしまった 旋律を
いま手のなかに 種もないのに
どうして いずれ手にはいると
きみは 思うのだろう 
ぼくも たくさん
嘘をついたが 後悔していない
だしぬけに ほしが
ふたりを つらぬく
ことばなど ふみにじり
ぶちこわし あいたい
きぬぎぬの ときまで
あふれて しきりにこぼれる
午睡のゆめの かけらの嵐を
たなごころで つくった
椀にうける 追憶はたちまちに
そこからも  あふれて
せかいの おわりに
きみとだけは いっしょに
いたくないと いわれたら
がんばって
せかいを すくう
ぼくらは たがいに
記号に すぎないと
了解しあった あの場所で
待っています なんどでも
そこから はじめましょう
ココヲヌケテトオクヘ
サマヨイデルワタシハ
モウカエッテコナイカラ
アノヒトニツタエテヨ
キミガスキダッタト
そんなんで いいのか
もとめられている
ことばの うすさに
がくぜんとして
したを かんだ
まいばん うすく
あやまちの 傷あとを
みがいては
紙の舟に のせて
ながし つづける


関連作品→http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=9063 ....
ガキの たまり場で
酒をのんではいかん 煙草はやらん
けれども 未熟なものは魅力的だ
とくに夢が好きだ 全力をつくして
やぶれさる きみが好きだ
七人の敵と戦って 今日も無事に
帰ってこられた おかげさまでと
熱燗をつげば ウチのかみさま
ぐいっと飲みほし こてんと倒れ
そのまま 眠ってしまうのである
ながく いきて
みなければ
わからない こともあるさ
かみさま おれに
ほほえみは まぶしいぜ
ほしいものは やおら
灰のように くずれる
ためらうな
どうせ後悔するのなら
手をのばせ


BGM→http://www.hi-ho.ne.jp/momose/mu_title/tan ....
ハッピーエンドの
ものがたりの はじめに
もどって また おなじ
ストーリーを ひとつ
とどけてください
敵をもたぬ者は まずしい
誰よりも わたしのことを
かんがえてくれる あなたのことを
何よりも かんがえぬいて 完膚なく
やっつけて しまいたい
しゃらくさい ぼうや
いいだろう ともに行こう
知識は たゆまぬ 経験から 
うまれる 千年 生きても
まだ 冒険が たりない
ぼくは闇と戦うため
帰りの電車のなかで
剣士と 魔法使いと
ドワーフと お姫さまに
メールをだした 
むすびめに つまずいて ころんだ
ものずきに おなじみちをきた
きみも つまずいて ころんだ
そこで ふたりは むすばれて
あたらしい むすびめになった
逢坂桜さんのみつべえさんおすすめリスト(43)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そろもん(悔恨の話)- みつべえ自由詩607-7-20
そろもん(非礼の話)- みつべえ自由詩907-7-8
そろもん(原点の話)_- みつべえ自由詩607-7-3
そろもん(プロポーズの話)- みつべえ自由詩407-6-27
そろもん(伝達の話)__- みつべえ自由詩707-6-25
そろもん(夕空の話)- みつべえ自由詩307-6-16
そろもん(また露台の話)- みつべえ自由詩507-6-14
そろもん(月下の話)- みつべえ自由詩507-6-3
そろもん(焦燥の話)- みつべえ自由詩607-4-17
そろもん(ラストメッセージの話)- みつべえ自由詩407-4-12
そろもん(公園のベンチの話)- みつべえ自由詩1007-4-6
そろもん(雲のパン屋さんの話)- みつべえ自由詩1107-3-22
そろもん(ウエスタンの話)- みつべえ自由詩807-3-13
そろもん(若年の話)- みつべえ自由詩307-3-12
そろもん(激情の話)- みつべえ自由詩807-3-6
そろもん(花吹雪の話)- みつべえ自由詩407-3-3
そろもん(ヒロイズムの話)- みつべえ自由詩1807-2-17
そろもん(スタートポイントの話)- みつべえ自由詩1007-2-4
そろもん(水門の話)- みつべえ自由詩107-2-1
そろもん(絶句の話)- みつべえ自由詩307-1-27
そろもん(また供養の話)- みつべえ自由詩507-1-20
そろもん(若者の話)- みつべえ自由詩1006-12-29
そろもん(晩酌の話)- みつべえ自由詩406-12-26
そろもん(闇の学徒の話)- みつべえ自由詩506-12-21
そろもん(バラの話)- みつべえ自由詩706-12-12
そろもん(金婚式の話)- みつべえ自由詩506-11-29
そろもん(宿敵の話)- みつべえ自由詩406-11-24
そろもん(老魔法使いの話)- みつべえ自由詩606-11-17
そろもん(招集の話)- みつべえ自由詩306-11-15
そろもん(結び目の話)- みつべえ自由詩706-9-27

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