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気づいたときには、わたしが
わたしという輪郭に 縫いしろを足して
日常から切りとられていた
景色はいつも、ひどく透明なので
ふりかえっても もう
戻るべき箇所を、確かめることができない ....
わたしの棲む場所を流れる川に
水はない
誰かが
橋の上から捨てた言葉を
灰色のさかながついばんでいる
*
夏の暑い日、わたしは
忘れてしまいたい過去の過ちと ....
正気を失いながら、それでも
わたしたちは、生まれてしまうのだろう
何度も、何度も、
そしてほんとうは
一度だって、死んだことはなかったのだと
臨終のそのときに、知るのだろう
....
{引用=
きみがとなりにいて、まつげの
触れるくらいとなりにいて それは
おどろくほど退屈で いとおしい
午後で}
きのう、オジギソウが発芽して
日記にそのことは書かなかっ ....
送電線の下をくぐって
アスファルトの海を
ぼくたちは、
泳いで、
はりめぐらされる
緯度や経度に
足をとられながらも
ひたむきに
日帰りの旅をくりかえす
ねむる前、ときどき
....
yo-yoさんの望月 ゆきさんおすすめリスト
(5)
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日付
運針の、記憶
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望月 ゆ ...
自由詩
41*
08-7-28
水の空席
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望月 ゆ ...
自由詩
49*
08-5-13
さしすせそ、
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望月 ゆ ...
自由詩
37*
08-2-16
そんなふうにして過ぎていく
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望月 ゆ ...
自由詩
56*
07-5-25
ブレス
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望月 ゆ ...
自由詩
55*
06-2-4
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