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階段を さかのぼって
その当時に もどると
親友を 裏切った直後の
わたしが あめかぜに
漂白されて 立っていた
はたらくことが だいじである
おかねをかせぐのが 基本です
生活のリズムを 見きわめましょう
最後は たったひとりで死にますから
これで墓でも いや詩集でも買ってください
いずれ死ぬのに あせみず
たらして働いている ときおり
こんなことをしている場合かと
まっさおになることにも
すっかり慣れてしまった
いま すれちがったひとの
顔のうろこが すこし
はがれていたよね なまぐさく  
だれしも さむいものを
海に はこぶ途中なんだ
死んでいたのに
旅人が きまって ここで
小便をするもんだから
芽をさまし 他人の木に
花をつけて しまった
銀杏の枝に 月が
ひっかかって ゆれているから
それとなくわかる 風の道を
じぶんのいない 未来のことまで
しのんで あるいてきた 
スペースシャトルの打ち上げが映っていた
アトムや鉄人28号の時代から ずいぶん経っているのに
いまどきロケット噴射とは なんて野蛮なイメージだろう
ぼくは未来からきた人のように かんがいぶかく
 ....
桜さんのみつべえさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そろもん(旧校舎の話)- みつべえ自由詩807-9-7
そろもん(遺言の話)- みつべえ自由詩206-4-4
そろもん(反市民の話)- みつべえ自由詩706-3-9
そろもん(木枯の話)- みつべえ自由詩505-12-19
そろもん(復活の話)- みつべえ自由詩505-12-16
そろもん(来歴の話)- みつべえ自由詩605-11-25
そろもん(映像の話)- みつべえ自由詩905-7-27

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