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折れ曲がったあなたの身体を
まっすぐにするのが
私の仕事
あなたは
あなたの意志を持たない
あなたの影になってしまった
その瞬間
私たちは知ることになる
私たちが
実体と ....
がんばったら見上げた空１０センチだけでも
雲の切れ目から青の覗く
そんな世界を私は希望する
その青が
回りまわって
どこかで引っ込み思案に咲こうとしている
白い花の背中を押 ....
ふと
背中は正中から割れて
わたしはゆるゆると
中から這い出した
新しい皮膚は
まだ少しだけ熱い
背中には
哀しい羽が生えている
わたしは約束の空へ
短さを張り合うよ ....
ほら
こうして
鈴をつるしたフラスコの
空気をだんだん抜いていく
鈴の音はやがて
震えるだけの記号となって
あのフラスコにわたしは
どうしても
ティンカー・ベルを入れ ....
