すべてのおすすめ
薄桃色の花は手のひら
包んだ途端灰に変わって
冷たい風に
さらわれてゆきました
どこか見知らぬ街の
誰かの頬をざらりとかすめて
ほんの小さな
でも確実の
いたみを芽生えさせました

 ....
枕と扇風機と
鳩のなき声は
味方だった
働きはじめる冷蔵庫のうなりに
あんしんして目を閉じた
夏の朝はいつも
まぶたを透かす白
レースのカーテンが波立って
飲み込まれる

眠らなき ....
なつさんのかやさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- かや自由詩10*07-6-17
白い朝に- かや自由詩3*05-9-1

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する