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ダッシュボードに置かれた
紙コップ入りのハ―ブ・ティ―
香ばしい湯気がフロントガラスを照らし
ホログラムの金魚のように泳ぎ出す


 「ミントのカナシミ」


透明な犬が、僕の見えな ....
今日の放課後、学校の庭でKenとMaryは会いました。
二人の若者はまだそのバクテリアの味を知らないので
お互いの心を読むことができないかもしれません。

Ke ....
白鳥が飛来していた

初雪の予感漂う十月下旬
懐かしい湖面に
白鳥が飛来していた

渡りは
これから本格的になるのだろう
湖面には
ぽつりぽつりと
数えられるほどの小さな群れ
 ....
君と

ばいばいって

約束もなしに

手を振るとき

誰かが

波打ち際で砂を踏むのです

僕の胸の奥の

小さな

渚で
タイセツなヒト
が死んでしまった
ケムリはまっすぐに
ソラにのぼっていった
タイセツなヒトを想うたび
頭のなかで
スイッチが入った
かち
音がして
タイセツなヒトで
キモチがい ....
いずれ姿を消す
だろう月光
光を失った者の記憶には残ら、ず
されどその引力は
植物の{ルビ枝葉=しよう}に
昆虫の触角に
魚の尾びれに
爬虫類の肺に
鳥の翼に
哺乳類の脳に
空の風 ....
                   − 素子へ、特別版 −


子供の頃は戦後のモータリゼーションが
発展し始めた時期で
うちの車は初代パブリカのデラックス
その頃は車のグレードと言った ....
 

はげしくなぐりつける雨に
傘はきかない ぼくは焔のようにずぶ濡れなのだ
ふかく凹んだ駐車所はちゃいろいプールになっている
濁流の流れる先はほそいパイプになって
さらにつまるばかりなの ....
そらいろの
きれいなびんをひろったので
ていねいにあらって
ひるのあいだ
えんがわにおいてみた
ゆうがたには
とうめいなみずがいっぱいたまって
びんのそらいろが
ゆるゆるととけだし ....
葛藤に勝つ加藤さん 祝いたい岩田さん いいんだ飯田さん 宝だから宝田さん
しきたりは岸谷さん 最高だよ斎藤さん 一等だよ伊藤さん 只今参上三条さん
四季の錦の錦野さん 好き過ぎ鈴木さん あらいい新 ....
「アベックが歩いているよ」などと言おうものなら
君はすぐ口にするのだ
「今時『アベック』なんて死語。『カップル』って言えよ!」
君は他の死語には何も言わない
「チョベリバ」だろうが「胸キュン」 ....
遊羽さんの自由詩おすすめリスト(101)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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あなたを肯定します- 紀ノ川つ ...自由詩904-2-4
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