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何を忘れたかったのだろう
街に一つしかない小さな駅で
男は窓の外に向かって手を振った
無人のホームでは鉢植えに植えられた
カモミールの花がゆれるばかり
やがて男を乗せた列車が発車すると
駅 ....
徴兵された兵士のように
寒い目をしてあなたは通路を行く
改札を抜け再び階段を降り
あなたの目が地下鉄に乗る
と、私の目だけが置き去りにされる
壁にはたくさんの色あせたポスター
その ....
待針夢子さんのたもつさんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
七人の男(手を振る男)
-
たもつ
自由詩
41*
05-7-12
失踪
-
たもつ
自由詩
15
05-3-26
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