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{引用=まだまだ探す気ですか? 
それより僕と踊りませんか?
                井上陽水『夢の中へ』}





「明日も全世界の空にオーロラが架かるでしょう」と ....
われ先にわれこそ先にと同じ日に蒔かれた姉妹の朝顔の咲く


狩りそして狩られることの無き国の王女の不在のごとき静けさ


水中を沈みゆくバス、運転手、乗客らみなほほえむ夏日


コン ....
遠き田の隅に孤独は佇みて親しきわれの呼ぶ声を待つ


白きゆり手折る微々たるゆびさきの力でわれをあやむるおまえ


君が代をふたりで唄うさつまいも甘き田舎の夏の縁側


 ....
風船がしぼんでゆくのは見たくないだから今すぐ針を刺してよ


箱ならば開けてしまうよ血管を通うわたしのパンドラの血


飢えている仔猫にミルクあげるとき黒い何かの目覚めに気付く


 ....
ぼくたちの出会いを事故と名づければたちまちエアーバッグが邪魔で


消えかかる蛍光灯の真似をするきみの瞬きずっと見ていた


きみのその背中の刺青の蝶を捕らえるために彫りし蜘蛛の巣

 ....
かぜきりさんの本木はじめさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
青い闇の警告- 本木はじ ...短歌8*05-12-15
真夏の禁猟区- 本木はじ ...短歌1505-8-11
転向。あるいは秋のいかづちの降る- 本木はじ ...短歌1205-7-12
黒い花束- 本木はじ ...短歌905-6-12
六月は雨- 本木はじ ...短歌1705-6-9

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