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透明な何かがかすめた
それで十分
脳は甘く縺れる痛みの追い付けない衝撃に
砕かれ 失われ
死に物狂いで光を掴もうと
欠片たちは
凍結されることを望みながら
永久に解読不能
時間の延滞の ....
今朝あなたの手紙の上
木漏れ日が踊りました
強い日差しは濃い影を生み
風のなすまま掻き乱されて
静止なんてありえたでしょうか
いつも新鮮で
動揺は隠せなかった
なのに
身じろぎもせず
 ....
わずか数滴
血を受けたグラスのように
鈍く燃える吊り照明の下
やり過ごす唇に 骰子ひとつ

  十一時五十三分発特別急行

待たすより急かすより
テーブルに降りた静謐を挟んで
流れ  ....
長い雨のレースを開けて
六月の陽射しが顏を出す
反射して散らばる子供たち
ビー玉みたいに素早く駆けて

ひとり離れて
シロツメクサを編む
首の細い少年

意識されることもなく
満ち ....
塔野夏子さんのただのみきやさんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
スティグマティクス- ただのみ ...自由詩11*17-5-31
紙のドア- ただのみ ...自由詩11*16-6-1
待つふたり- ただのみ ...自由詩6*16-5-11
六月回廊- ただのみ ...自由詩25*15-7-18

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