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東の 海辺の桟橋からは見えない 孤島の白い砂浜
そこに蹲って少しだけ 泣いてみたことがある
二月の 私がまだ 一人のあたしだった頃
夢みるように
泣いてみたことがあるよ
という実話を念入 ....
かなしいよう
かなしいよう。」
それから歌わなくなった鴉がいる
蒼い春の{ルビ鞦韆=ぶらんこ}は
君のものだよ
何がかなしいのかは知らない
問わない 待つよわたし
きっと待つよ
....
けぶる空 さよなら
いつか またね
わたしを待っていてくれるのなら
きっと すみれ色で出迎えて
真夜は訪れ
いのちたちは
息をひそめる
ちいさなさよならの
行き交う街角
きっ ....