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 いつの日も 青空は明るい
 紅茶に溶けた 角砂糖
 スプーンの渦が 止まる
 こんなに悲しいのは なぜだろう




 テーブルの光に カレンダーを描く
 ....
 ピアノの鍵盤はじける
 もどらぬ深海の底に

 画用紙をはみだした黒と
 混じり
 内出血は生まれる




 願いをこめた文字に
 紙やすりをかける

 ....
 取り締まることのできない光の減少が
 駅のホームに加算されていき
 歩みと停止を繰り返す人影を貶める
 遠近法を失い胸まで迫ってくる欠落に喘ぐのだ
 やがて満たされる黒の描写の内 ....
 ていねいな言葉をかさねて
 だれがぼくの心を知るだろう
 ひからびたぼくの腕の中で
 目を覚ました人が
 夢を見るのはもういやだ
 と言いました
 さめたぼく ....
 押し黙る夜の堤防の下をおれは黙って歩き
 明滅する観覧車の明かりを地面で確かめる
 全部知ってる色だから
 おれはとくに何も言わない
 地面に食い込んだおれの影が
 近 ....
塔野夏子さんのカンチェルスキスさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白いシャツの切れ端- カンチェ ...自由詩406-10-2
内出血- カンチェ ...自由詩1005-10-7
実刑- カンチェ ...自由詩1405-9-30
うるおう- カンチェ ...自由詩1005-6-11
周辺- カンチェ ...自由詩205-4-13

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