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陸地がだんだんと溶けていってしまったので
今はもう 小学校の運動場ほどの大地
そして水平線
終わりに着いたんだね、と君は言う
....
雨の日のために誰かが涙を流さなければならないのだと、ある人は言った。
柔らかなラジオノイズのような雑音が脳内を満たしていく
薄い瞼ごしに 朝の微かに湿った空気が眼球をそっと刺した
....
星が生まれる場所を探すのだといって
青白い廃墟に続く石畳をただひたすらに歩く男
腕時計は
旅の最初に外して地面に捨てたのだそうだ
夜空は既に
公転することを止めた無数の星
見知らぬ星座 ....
識閾下の原罪の内部で成長を続けた粘性の原始海である
午後六時の迷路の中をひたすらに彷徨う球体の少女である
オリーヴの地平線の際で揺れている乾いた人のかたちである
ついさっき僕の目の前に現れた金属 ....
塔野夏子さんのUtakataさんおすすめリスト
(4)
タイトル
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カテゴリ
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日付
終わりに着いたねと君は言った
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Utakata
自由詩
8
08-1-13
雨の日の為に
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Utakata
自由詩
5
06-12-27
Estrellas_muertas
-
Utakata
自由詩
6
06-12-10
目の前にあるものは
-
Utakata
自由詩
2
06-10-31
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