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埃を拭いて
窓を開ける
三日月が夜を飛んでいる
夜についてる窓を開ける
少し欠けた宇宙が
ずっと故郷を目指している
その故郷の窓を開ける
木の下で誰かが
手を振っている
....
声は枯れ
いつだって月日は流れ
最大の星最小の闇
横顔はプラズマへと昇華し
いつまで石でいようか
いつまで渡りきったつもり
跡形もなくまるく研磨された石
するする滑って
....
映画を観た後
外は黒で暗く固められていて
妙に丸い機械の部品ばかり転がっていた
映画を観た後
キラキラとしたフィルムは頭を離れることなく
そのまま走馬灯に加えられた
映画を観た後
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