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入院してる友達のために折ってるのと
その子はちょっと淋しそうに
鶴を折っていました
それを手伝おうと
わたしも折ったのですが
できあがった鶴の
羽を広げようとしたとき
その子 ....
青い鳥が青いのが
当たり前だと思ったら
僕らは青色を見失ってしまう
手放しても惜しくもなく
逃げてしまっても気づかないままに
そしてまた
青い鳥を探すのさ
見つけるため ....
孤独は受け皿ですから
こぼれた何かを受け止めるのにひっしです
こんな自分でも
在る
ということに満たされている
ひとりぼっちの
ぼっちという響きが好きなように
社会の残酷さを嘆くとき
....
少しだけ悲しいお話をしたあとに
あなたは
少しだけきれいになったようでした
まるでいいことばかりじゃない
そんな嘆きを語っていたわけではなくて
これから先のことをからめて
あなたは
....
虚無をまとって闇を隠せば
それは限りなく深い透明のように見える
あなたは
自分を見せることなく
優しさを浮かべた瞳で見つめる
僕は
その優しさの結晶に自分を映す
一つの優しさ ....
はずむように近づいてくる
あなたの息は白くない
コートは着てこなかったよ
と言って肩をすくめる姿は
想像よりも少し小さく見える
はじめましてとはじめましてがぶつかって
どういたしま ....
飛べる
きっと飛べる
飛べるきっと
きっともっと飛べる
きっと飛べるもっと
もっときっと飛べる
もっと飛べるきっと
飛べるきっともっと
飛べるもっときっと
きっともっとず ....
静寂が満ちるのを待つ
あなたは
広げた想像の張力に身をゆだねて
空を映す水面に静かに浮いている
手のひらをつぼみにして
ゆっくりとふくらませるとき
わずかな空間の揺らぎが
水中を ....
仄暗い公園のベンチで
みかんの皮を食べろと言われている老人が
喜んでと言って頬張っていたのは新聞紙
これでいいですかとにこにこしながら
鳩の目で少年たちを睨みつける
ぽおっぽっぽっぽ ぽ ....
きれいな空があることを
忘れたくなかった
雨が降るのを
空が落ちてくると言った 僕は
落ちてくる空を見たことはない
びしょ濡れになってもいい
見上げた空がきれいであるこ ....
シギさんのベンジャミンさんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
千羽鶴
-
ベンジャ ...
自由詩
68*
05-7-3
青い鳥が青いことを知っていても
-
ベンジャ ...
自由詩
6*
05-4-22
淋しさ
-
ベンジャ ...
自由詩
5*
05-4-17
少しだけ悲しいお話をしたあとに
-
ベンジャ ...
自由詩
31*
05-4-3
水晶の人
-
ベンジャ ...
自由詩
10
05-3-15
そうやって春は来た
-
ベンジャ ...
自由詩
13
05-3-14
きっともっとずっと高く遠くそうやって果てしなく飛べる
-
ベンジャ ...
自由詩
4
05-3-13
睡蓮
-
ベンジャ ...
自由詩
38
05-3-7
仄暗い公園で
-
ベンジャ ...
自由詩
33*
05-2-12
空と大地の間で交信する
-
ベンジャ ...
未詩・独白
7*
05-1-30
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