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エメラルドグリーンの
カーテン越しに
月におやすみ
泣いていた瞳は
滲んだ月ヘ飛ぶ

アイボリーの日記を閉じて
埋葬される文字たち
お別れの祈り
余白から文字を
包み込む

宝 ....
この星この時に生まれた
このからだが私
煙と骨になる日まで
私を運んでね

今日も歩けました
蝶を見ました
自転車に乗れました
ヒヤッとしました
お食事できました
しあわせです ....
朝の空気は
ひんやりとして
あたらしいいのちを
送りだす
遠くから聴こえる
鳥の声に
遠くで暮らす
母の足音
滲んでる

{引用=耳を澄ます}
朝の空気は
瑞々しくて
白から ....
汚い部分を見せてしまうのは
恥ずかしいのです。


でも

詩はそれを餌として
大きくなる

美しさだけが善ではないと
気づかせてくれたのは
汚れちまった経験を
美味しく料理し ....
完全であるために
月は
最も遠ざかる

十五夜

焦がれた太陽の
向こう岸から
あらんかぎりの輝きで

あなたを捨てた
そんな強さで

感謝しながら
泣いてる
 
 
 ....
駅前の歩道橋の上で
8歳年上のあなたの唇に
指でそっと触れて
すっと横に動かしてみる

黒ぶちの眼鏡の奥の
あなたの瞳が
一瞬困ったような
そんな風に笑ったように見えた

私の髪を ....
わたしは
ここから地上を見ている
大気で霞む昼にも
誰かが見つけてくれる
よく見れば味気ない天体であるのに
そんなに想うのは
わたしが最後の衛星だから

振り返らない
嘘の顔
嘘の ....
弱っていると自分でわかるとき。

まだ大丈夫だと思える。

弱っていることがわからず、ひたすらがんばれるときが

実は一番怖いとき。

自分は大丈夫と思ってるとき。

寝ないでも平 ....
あの頃、君に告げられなかったことを今


 ***


ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ



ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....
お兄ちゃん、と
呼ぶのが
照れくさくて
そのまま
僕たちは年をとった。

あなたは家を出て
後を追うように
私も出て
あなたは戻り
あるいは他所の国へ
私は
死ぬまであなたの弟 ....
見えない津波に怯えながら
呑みこまれてたまるか
油断せずに流されずに
後悔
しなくてもいいように

慌てている日々は
自分を失う
人は
機械じゃありませんから
繊細で
こころのこ ....
勝ったり、負けたり
哀れんだり、妬んだり
心はとても忙しいね

自分だけは正直だと
勘違いして
誰も信じられなくなって

分かってるんだ
何もかも
まるで綱渡りのように
バランス ....
母は時折話して聞かせてくれた
その 夏の日のことを
まるで 昔話を物語るように
淡々と淡々と
話して聞かせてくれた



どこへ行った帰りだったかしら
小さな弟を連れて
畑の中の一 ....
 
   水に映る自分を
   かきまぜてもかきまぜても
   自分にもどる
またきたね、匂う夏が、
むせかえる、草叢のにおいのなかで、
ぼくらは、呼吸をする

過剰な、色彩の、
この、感情の、渦に、巻かれ、
色をもたない、ぼくらは、
草色に、染められてく

 ....
それぞれの空があり
それぞれの海があるように

それぞれが少しずつ違うからこそ
世界と呼ばれるものがある
ぼくらは

お互いを知るために
生まれてきたわけではないけれど
傷つ ....
魂の一粒を失ったひ
そらがうみを吸収した
愛したそらも愛したうみも
愛の意味も変わり果てたのに
同じ青だけで泣いているのか

魂の一粒をうしなったひ
夜と朝とが入れ替わった
流れ いき ....
逆に
すべてのことを忘れないでおこうと思った。
感傷や復讐の道具になるとしても、
呪いと呼ばれたって
おぼえていよう。

みんないつかは昼下がりの平穏な家に住むんだね。

だから僕は覚 ....
暑苦しくて、雨の音が
夜がぼやけた夜に
私を連れて行く。
とろりと濃密な空気。

重ねゆく日々に
適応して
今は今を愛して
一つの夢に、魘される。

咲いた花が
その後どこに行く ....
わかったよ
きれいだよ
初夏の中で

乱れてる
その心も
きれいに見える


咲いた 咲いた
紅く 紅く
  

全てが淡く見える程に
自分の彩りを見せつける

何のた ....
夜になると
魚は目を閉じて
消えていく泡の行く末を思う
消えていく
自らの姿に思いを馳せ
静かに
目を閉じている

夜になると
魚は目を閉じて
自らの見ることのなかった風景を見 ....
何のためでもない

わたしは

休みの日の布団によこたわるために働いているのだった
あさはかな話をしましょう

あきらめじゃなく
最近は とても素直な気持ちでいるのです
あれほど 誰かを愛することなどない日常で
無理して だれかと添えなくても いいかと思っている
流れてい ....
どこまでホントなんだよぉ

どこまでウソなんだよぉ

ゼンゼンわかんないよぉ

「ゼンブウソ」

ってイわれたら

ラクなのかもなぁ
通っていた大学の正門。
そこから少し中に入ったところに君。
そしてもう5mのところに自分。

お別れだった。浅い意味でも深い意味でも。
傘から勢い良く飛び出したはずなのに振り返ってしまい、
 ....
朝の目覚めが気持ち良く
なにげなく下を見たら
足が無くなっていた

しょうがないから
逆立ちして一日を過ごす
世界が逆に見えた気がした

次の日も目覚めは良く
動こうと思っても
首 ....
(ぽとり)

点滴1本3時間

(ぽとり)

ペンとノートがあったら詩の一つでも書けそう
だけど悲しい詩になりそうだから書かない

(ぽとり)

透明なビニール容器から
半透明 ....
居場所が無くて
すべてがうるさくて
なんの安らぎも無い家

なんでここに幸せが無いのか
不思議に感じていた
部屋

嫌な事ばっかりが渦巻き
心の中を悪循環している
一人

愛が ....
すべて開ききらずに
萎れはじめた花を
首から折って
花びらをちぎる

桃色のしあわせを
ぼたん雪のように
あの高みから撒こう

嗚呼
今度こそ
駄目かもしれない

そんな苦し ....
痛くても 苦しくても

いつか忘れてゆくのかもしれない

それでもいい そうなればいい

忘れれば、きっと、生きてゆける

生きてゆけば、生きていてよかったと思えることに

会える ....
フォマルハウトさんの未詩・独白おすすめリスト(62)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
旅の支度- 未詩・独白10*05-10-11
星の時計- 未詩・独白17*05-10-9
朝の祈り- 未詩・独白13*05-10-5
覚醒- 未詩・独白3*05-9-21
十五夜(ver.2)- umineko未詩・独白3*05-9-18
歩道橋の上で- ゆきお未詩・独白205-9-18
ここから- 蒼木りん未詩・独白605-9-17
がんばらないようにがんばること- ゆきお未詩・独白205-9-12
君に宛てて- Monk未詩・独白187+*05-8-29
私_信- るか未詩・独白52+05-8-4
追われ追うもの- 蒼木りん未詩・独白205-8-2
ココニイル- kimuko未詩・独白205-7-31
母の物語- さち未詩・独白12*05-7-27
ノート(35Y・12.3)- 木立 悟未詩・独白405-7-11
- 青色銀河 ...未詩・独白1105-7-11
60億分の1- ベンジャ ...未詩・独白6*05-7-10
魂の残りの粒- 第2の地 ...未詩・独白705-7-3
六月の(みなも)- 待針夢子未詩・独白505-6-20
夢現- かのこ未詩・独白605-6-16
グラジオラス- AB(な ...未詩・独白4*05-6-14
夜になると、魚は- いとう未詩・独白3905-6-13
ため- 蒼木りん未詩・独白5*05-6-2
世界の断片で見つけた真実- 月夜野螢未詩・独白205-6-1
毒白- YAMA ...未詩・独白105-5-31
5m- ねいやん未詩・独白3*05-5-31
失明- ポンテク未詩・独白1*05-5-29
やっぱり悲しい詩になってしまう- ベンジャ ...未詩・独白15*05-5-24
埋まらない隙間- ポンテク未詩・独白1*05-5-20
Bell- 蒼木りん未詩・独白1*05-5-20
昨日と明日のあいだ- 逢坂桜未詩・独白1*05-5-19

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