そのころの空は

むくむくと湧いた腸色だった


こころを鎌で斬られた

記憶の底に眠らせたはずの痛み

なぞればまだ

鈍く疼く気がする


体内に残る鉄片が

いつ ....
それは河のほとりに
それはいつまでも青く


彼らにとって
古より伝わる大切なもの
守るべきもの
祈りを捧げ
崇め続けられていた


それは現在こう呼ばれている


 ....
批評のカテゴリーですが、批評というほどのものは書けません。でも、たまに、ああー短い感想をたくさん書きたいな、と思うことがあって、それでこういう形で書いてみようと思いました。感想スレに書けばいいのか、と .... 明日も、とても寒いでしょう。
・・・とテレビの中で天気予報士は言う。

天気予報士の唇は震えている。
ひょっとすると、彼の娘も人質に捕らえられており、
言いたくもない報道を無理やり言わされて ....
水滴を鏡に落とし異世界の虜となりぬその未亡人

遺伝子の螺旋ドレスにして踊る女の口はひたすらに赤

水銀のぎらりを飲んでみせるからわたしと一緒に歩いて下さい

丸ボタンひきちぎっても ....
一体どうしたら
理解できたのか
原初以来
受け継がれた
記憶を
刻み込まれ
刷り込まれ
繰り返して来た
因果応報という
歴史を
確かに
そんなものが
私の細胞の
DNAの
 ....
トップページを何気なしに見ていたら、「ランダム」というボタンを発見。
いつの間に出来たのか、全然知りませんでした。
ためしにぽちっとボタンを押してみると、全然読んだことのない作品が出るわ出るわ ....
俺は真夜中のゴールキーパー

昼間は

味方の攻めも良し

守りも良しで

ボールは飛んでこないんだ

観客が喜んだり悲しんだりして帰った後

俺にお呼びがかかる

夜は弱 ....
少女、屋上庭園で鼻歌をうたいながら楽しそうに遊んでいる。
ベンチの上に乗ってみたり、花や葉をむしってみたり。

少女、ふと、給水塔によじ登る。
上りきると満足げに笑い、靴を脱ぐ。
し ....
僕    〜春と修羅 序より〜

続いている
重い重い
暗い暗い
罪深い
歴史の中から
一つの魂が浮上する

「私という現象は」

その誕生が
いつなのかは
知らない
少年 ....
窓辺のてーぶる
並んだふたつの影を朝日に落とす
じゃがいも・いちご
似ても似つかぬ後姿の影を背に
似た たましいの まなざしそろえ
窓の外に光のたまる
明るいほうへ   *

 

 ....
後頭部のかさぶたかきむしって
かきむしってはじき出したコンテンポラリー都々逸 雷鳴のごときフレーズ
こいつをひっさげ天京ツアー 俺たちの前で
広大なクレーターは激揺れ 無音だ ....
やわらかい

やわらか過ぎると
嘆くこともある

指先が
この言葉さえ

クイコンデユク

やわ肌に無数の傷痕

愛することもできやしない

やわらかい

あなたはやわ ....
————独りになること

それは何より怖いこと———&a ....
空 に 見 つ け た

君 の 羽 根
■宮澤賢治

 さて、先日図書館で宮沢賢治を借りてきたのです。ネットで詩をはじめた自分にとってあんまし本てのは食指が動かんかったわけです!!!!(ダメすぎ)面白いくらい詩を読んでないわけなのですが ....
こんなにも空は晴れわたっているのに
だらしなく続く海岸線には
腐乱した犬の死骸が転がっていて
虚ろな目つきの子供たちが
黙ってそれを取り囲んで眺めている

子供たちの瞳の奥にあるのは
驚 ....
残像、光の残像、



スローモーションで、ドアが開く。

引き伸ばされた・・・・音。光の残像。



捨てられてしまった記憶、光の残像を、



それは誰にもわから ....
絶望を語る人は
絶望を語る上において
楽しそうだ

恋の苦しみを語る人は
恋の苦しみを語る上において
楽しそうだ

国を憂うことを語る人は
国を憂うことを語る上において
楽しそうだ ....
悲しさと淋しさを
試験管に注いで
反応させたら
恋になるかしら?

手をすべらせて
ビーカーを取り落とすほど
白い煙をたちのぼらせて
恋になるかしら?
私は名もない1本の木
腕をのばしても空へ届かない木
春になっても花の咲かない木
ぽつんと立ちつくしてる1本の木

あってもなくてもいいけれど
そこに存在し 根をはる
そんな強い 1本の木
永遠という嘘を
信じる私
永遠という嘘を
知らない私
   冬のくじらは島になりたかった
   椰子の木を一本 背に飾って
   あの人のために家を建て
   そして浜辺を用意した


   一人きりの夜に 歌を歌う
   夜の海に ....
日常に魔法使いのぴかぴかしたものが落ちてきた

何年も待っている
漆黒の夜空を見ながら

新品の箒を持って飛ぶ

異世界への切符
+イントロ
  結露した窓にイルミネーションがくもっている
  さびしい道を車が通るたびに
  天井をヘッドライトが照らしては消えていく
  2004-5
  新しい年に関わりなく闇は塗 ....
真っ白な雪は
やがて灰色になり

溶けて流れる

それは何色?

山を覆った雪は
所々緑を蘇らせ

溶けて流れる

それは何色?

瞳に映るのは白
脳裏に焼き付くのは銀
 ....
卒業してから明後日で一年目
相変わらず傍にある 未来予想図



「帰ったら又メールするから」 
手を繋いで 離した時の一言
電車の中 淋しいけれど
輝き描く未来予想図


また ....
 センスのいい人のタイトルとか見てると感心しちゃって、「自分にはセンスないからなぁ〜」って思いがち。でも、タイトルってセンスだけじゃない。知識、知識。普段から、色々なことに興味を持って知っていくことが ....    その箱の中には
   巨大なソーセージのような
   赤黒いいなまこのような
   パンパンに膨れ上がったものが
   体らしきその全体をくねらせていた

   私はそれが自分のもの ....
娘は将来アイス屋になりたいと言う
好物のアイスを好きなだけ食べられるから
ではなくて
沢山の人を幸せにしたいからだそうだ

いっしょにお風呂に入ると必ずその話題になって
バニラ ....
銀馬車でこいさんのおすすめリスト(108)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白眼- 蒼木りん未詩・独白2*05-2-9
ミシシッピ・ブルー- あとら自由詩1*05-2-9
わたしの感想- チアーヌ散文(批評 ...505-2-9
セーターはどこへいった?- GGP自由詩205-2-9
貝殻骨- 佐々宝砂短歌905-2-9
永遠のスタート- 梼瀬チカ自由詩105-2-8
現代詩フォーラム_ランダム道中千人斬り_其の壱〜其の十弐- 熊髭b散文(批評 ...2505-2-7
☆186_マヨナカノ、ゴールキーパー_Ⅰ- 貴水 水 ...自由詩5*05-2-4
屋上庭園(台本版)- 細川ゆか ...散文(批評 ...205-2-4
僕___春と修羅_序より- 梼瀬チカ自由詩3*05-2-3
早朝の青空に消ゆ_みすずノ星の_澄んだ瞳に見守られ・・・- 服部 剛自由詩12*05-2-1
鳴___動- 田代深子自由詩605-1-31
やわらかい- 谷川美嶺自由詩105-1-29
独り- きとり散文(批評 ...105-1-28
あ、- 有邑空玖携帯写真+ ...32*05-1-26
宮澤賢治に寄せて- 嘉村奈緒散文(批評 ...53*05-1-21
海辺にて- 大覚アキ ...自由詩205-1-21
ドロップ・シャドウ、コントラスト、コントラスト- GGP自由詩405-1-21
賢者は多くを語らないと想像していたい- 煙と工場自由詩1305-1-19
恋の化学反応- 春日野佐 ...自由詩5*05-1-18
1本の木- 春日野佐 ...自由詩13*05-1-11
永遠という嘘- ツクヨミ自由詩405-1-8
冬のくじら- 嘉野千尋自由詩9*05-1-6
流れ星- 暗闇れも ...自由詩2*05-1-3
- しゅう自由詩105-1-3
それ、何色?- 谷川美嶺自由詩105-1-3
ミライ予想図- *くろい ...自由詩105-1-3
タイトルマニアの「例えば」のお話- 木葉 揺散文(批評 ...13*04-12-28
キリンは悪魔のような舌を出して餌をねだった- 初代ドリ ...自由詩9*04-12-25
十階の家族- たもつ自由詩100+04-12-11

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4