東京少年
空を見上げる
星が見えない新宿の夜空
僕達は 吸い慣れた煙草をふかして
何時も通り どんな通りだって
みんなして練り歩いていた

東京少年
空を見上げる
星が瞬く世田谷の夜 ....
はぶらしをもってきて
といったはずなのに
あなたがもってきたのは
はらぶしだった
おなかにいるぶし
とてもちっちゃくて
おい、きたろう
とかんだかいこえをだした



はぶら ....
 本当は、こんな文章を書くべきではないのかもしれない。ましてやそれを発表するなどということは、絶対にしてはいけないことなのかもしれない。だが、時には書かなければいられないこともあるし、書かなければなら .... 流れにさからってのぼってゆく鮭の産卵のよ
うにうたうたうものは自らを束縛するすべて
のものに抗いうたうたう水の飛沫がとびちる
ようにうたのかけらはとびちりその濡れてふ
とった水を全身に浴びて鰓 ....
明るい陽が僕の顔刺した。痛いと悲鳴を上げる瞳
   の
   見える窓は僕と他人を繋げてる唯一のモノ
      か
      らは、楽しそうに遊ぶ子どもが見えます
            ....
飛行機の夢を見た
滑空する
雲の上の翼
その下にたたずみながら
許されずに在る 自らの境涯を
針のように感じていた

そんな 夢だった
朝の空気は変らずにひんやりとしていて
世界中の ....
真夜中に
高速道路をぶっ飛ばすタクシーの
バックシートに身体を沈めて
オレンジ色の光
飛ぶように流れていくさまを
眺めている
時速120キロで
今日と明日のボーダーラインを跳び越えると
 ....
春のぬるい風をどうしても愛せない。
凍てついた枯れ枝の尖った輪郭を
冴えた静寂の中を立つ潔癖な冬木立を
ただ耐える以外には何もしないですむ季節を
ぼくは心底愛していたので
ふくらみはじめたつ ....
自分 東京にあこがれて来ました

自分 田舎の生まれです

自分 小学校はクラス5人ですが

自分 妙にナウいってのがマイブームです

自分 もっとのびのびしたいんだろうっ ....
かのん、は
「入院」がだいきらい

だから高熱で白目をむいて
こんなにも
「あつくてさむいよお」ってふるえているのに
「いきたくないの」って
ベッドから起き上がっておかあさんにしがみつく ....
その人は起き上がる
いまだ眠たげな目をこすりながら
一杯の朝のコーヒーを探し求める
たった一杯で
本当に目が醒めるのなら
世界は半日ごとに覚醒と睡眠を繰り返す
整理された場所になるだろう
 ....
あたたかい あさ

濡れた地図の上に書き込んだ名前は
滲むように、消えた
始まれない私は
いまだにまるい船の上です


 警笛は
 遠い雲のこと
 進まずに消えるのは
 あの空へ ....
帰り道には息白く
粉雪は暗がりの空から降り
人の歩みの前に降り
犬の歩みの後に降り
踏まれる間もなく吹かれて消える

帰り道には息白く
口々から放たれたおしゃべり達は
流れそして漂いな ....
ウインドウの
埃を透かし
誘導弾が明かりを咲く
枯れたランプの
独声ひろがり
あれは街並みの
色と
また色


乾いた書物は
土に似ます
抱かれた晩だけ
夢を見ま ....
妻と二人で梅干を漬ける
台風が近づいている
空はまだ晴れているけれど
窓から入る風は生暖かく蒸し暑い
梅の実の良い匂いがする
水洗いした梅の実をタオルで一つ一つ拭き
ヘタを楊枝でほ ....
花びらを散らした
プリーツがはためいた
折り目に畳まれたストップモーション
フロントガラスがクラッとする
FENは聞かない
ウェザーリポートはきらいじゃない
アメリカ軍はレインシャワーをし ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=32063

 垣間覗き見したチャットの話し方が印象的で、この人を注目する様になっ
たというのが私のこの批評の直接の動 ....
北風 吹いたら 雪が 舞う
真夏の 太陽 凍って 煌めく
ぐるりと 宇宙を 廻った 帽子
かぶれば 空が 落ちても 平気さ

心の 穴から 零れ 落ちてく
涙の 雫を おっかけて いこう? ....
朝、玄関を出るとうすぼんやりと春がいました
3月の青い空にはめ込まれている太陽は
季節の交代を感じているのか、衣替えです
春の香水をつけ、空からふりまいていました

太陽の長い髪が私に届くこ ....
先日、ある男性とお話をしていた時のこと
耳を疑う言葉が聞こえた。
女のほうが儲かるよな。世の中何?平等平等って女のほうが得するようにできてるよな。

それを聞いて おそらく女なんだろう、女性器 ....
空には50億年の嘘があって
それを雲が運んでゆくのです

遠い物語が砂漠を歩くとき
羽のあるものだけがそれを読むことができるのだ

私は知って
そして知らない

私は嘘を繰り返す
 ....
あなたは届いたり
届かなかったり
する

ふゆのなかでは
わたしはあなたにもぐり込んだり
息をとめたり とめなかったり
する

わたしは海のように
いくつもの約束を
忘れたり
 ....
川はざわめく
サイダーの泡のように
流れとよどみ

くるぶしまでつかって
やってくる
男の影

不協和音が
ざわめかす
アンビバレンス

どこかで
いつも見る
あの男

 ....
指先であそぶ旋律がピアノの鍵盤の上を流れて 
部屋に溢れるやさしい音階のすきまに
天球図は青くひろがってゆく
東のかなたの
さそりの心臓は自ら発火し
そのきらめきは引き出しの奥で眠るルビー
 ....
やだと利口な魚
船を作る妖精たちは時には我が侭を言いたくなってもいいのですよと優しく微笑んだ
暗い海の底でのお話
キラキラ光る沈没船に眠る金塊なんて何の価値も無く
キラキラと光る鱗が妖精たちの ....
まどろみ
みどり
ぬかるみ
よけて
みよ
くさもえる
あの
みどりのこみち
まよいみち
みちくさ
まみれる
みどり
まみどり
きみどり
ふかみどり
つかみどり
やりたい ....
船がゆっくりと流れていきました

振り返ると瀬は遥か遠くなり、手の平に乗るほどでした
瀬には重いものを全てを置いてきました
軽い思い出なんかは頭に入っていたので、置いてくることはしませんでした ....
若い!!のに 独り善がりの世界平和的願望
たったひとつの詩を書いて 疲れたツラして
修羅場を幾つも潜り抜けてきたみたいに
”闘うのもラクじゃないね” だなんて…


若い!!のに カッコウ ....
「私には何もない」と絶望して言う君には
「私には何もない」という言葉がある
なんて言葉の綾取りよりも、
ずっとずっと大切な夕食が君には残っている
君のために飛び切り美味しいパエーリャを僕が作る ....
病院の待合室で
子供をお利口にするための薬を
待ちながら
私はどんどん小さくなって
周りがどんどん大きくなって
それとも私が透明になっているのか
どちらかはわからないけれど
私の存在 ....
銀馬車でこいさんのおすすめリスト(108)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
東京少年_(皆のウタ)- 虹村 凌自由詩12*05-3-31
はぶらし- ピッピ自由詩1005-3-28
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水のための散文詩- 岡部淳太 ...自由詩5*05-3-18
陽採り- 完食自由詩11*05-3-18
飛行機の夢- 岡部淳太 ...自由詩5*05-3-15
ロスト・ハイウェイ- 大覚アキ ...自由詩105-3-15
シェルター- 汐見ハル自由詩7*05-3-15
- ayu-m自由詩305-3-14
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梅干- たもつ自由詩32*05-3-9
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【批評ギルド】_『I氏の走り書き』坂田犬一- 大村 浩 ...散文(批評 ...8*05-3-8
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ふゆのこと- tonpekep自由詩10*05-3-8
RIVER_MAN(Played_by_Mehldau)- ty未詩・独白305-3-4
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みどりのこみち- 大覚アキ ...自由詩305-3-2
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ラ_パエーリャ_パラ_マニャーナ(明日のためのパエーリャ)- Tsu-Yo自由詩605-3-2
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