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窓の半分下を光が洗っている
照らし終わった上半分には
今日の空がもう咲いている
窓の外ではみんなの記憶と記録が
絡み始めてる
僕の今日はまだ名簿にも載っていない
温かいコーヒーをカ ....
あんなに悩んだのに 神様にも聞いたのに
結局、サイコロを 振ったような未来が
何度も鏡に映して 鏡の私に問いかけた
赤色のワンピース 今も値札がうなだれて
私の夢は いつも優しいだけで ....
今日の役目を終えたようなアスファルトが
まだお前がいたかと俺を迎える
誰もいないから好きに渡れよって
赤い顔したやつが
点滅しながら俺を誘ってくる
ゼブラ色なんてもう意味をなくし ....
未完成なまま動き出すこの気持ち
戸惑いだなんて綺麗な言葉じゃ飾れなくて
ただ確かめたい 口紅色の危うさを
嘘をください 君を信じられる
嘘をください 君が隠したい君を
ねぇ、君は“嘘 ....
僕が惹かれていく人を僕は分かる
この心とは長い付き合いだから
憧れを追う人に僕は憧れてしまう
間違いない、磁石くらいの正確さで
13枚のカードを差し出されて
ジョーカーを撫でる指 ....
自分の弱さを隠したくない夜がある
誰かのせいにして誰かを求めている
そうやって明日のパズルを組み立てながら
崩れそうな不安を積み上げている
ガードレール越しで携帯を覗く子
....
今日を始めたからには
今日を終えていく
どこかで
家へと向かう道を
帰り道って言うけど
今朝 扉を開けて
見た道は
夢路だったのか
幸せは瞬きぐらいにあるけど
幸せ ....
太陽と月に今日も見張られながら
24つに区切った計画を遂行していく
もう3日前の願い事なんて忘れてるのに
あの時の君の言葉だけは丁寧に保管されている
欲しい手がかりと残したい証拠が揃わ ....
両手を背中で結んで
夜風を独り占めする様に
一歩先を進む君
結んだ指は祈りにも似て
君は無邪気に何かを願っているようで
君は気付いているかい
「これって運命かな」って真顔になったり ....
3日後に映画を見に行くって話になったんだ
バス停で落ち合うってことに決めたんだ
もうなんだか満たされていく
未来を決めたようで
未来が待っているようで
占い師のそれよりも確か ....
みんな上手に恋してる
「電話しても大丈夫?」って
文字打ちして
お行儀良く左右を確認して
青信号を恋愛進行
みんな画面を覗きこんで
誰とどこでなにしてるって
探してる
....
やなことがいくつか続いた
なんだか逃げ出したくなる
逃げる勇気もないけど
今日が終われば違う明日が来る
それも違う気がする
今日は少しいいことがあった
なんだかやり切れた気がす ....
勇気なのか、神様のいたずらなのか
未来を変えたくなった
誰に言われたのか、いつ信じたのか
未来は一つだけだと思ってた
見えている物はそんなに変わらない
ただスローモーションのよう ....
携帯電話と呼ばれた時代
吐息と温もりらしきを混ぜ込んで
声で繋がれることに人々は歓喜した
スマフォと呼ばれる時代
文字と映像だけで繋がる時代へ
創られた吐息に夢中になってる
言 ....