すべてのおすすめ
わたしもそうであるように
かりそめのうたのように
罅に食い込んだ
潟を
中心とする
もとは海だったが
どれも残さず
しずかに抱いておく
耳のない旅行者を思い起こさせ
あとには ....
やわらかな拍布が身体を包みこむ
賞味期限は 胎児の記憶と似ている
未読メッセージの夜は
すべると太っただけ
するするとすこし
きらいなスロープが、
こぼれる。
マスク越しの吐息 ....
序幕:あまだれの記号
記号化された肉体 増殖するシミュラークル
人工食材の群体/培養された死角/ホログラムの蝕たち
苦虫を噛み潰したようなくそまずい飴を、舌の上で転がすよう ....
どきどきに すこし
ぬれていく ものたちが
わたしのために 毎秒
再生ボタンを 押してしまった
ドレンホールにむかって
熱のないカップを 頬ずり
ほとぼりのように、かきまぜている
....
わたしより
やわこいうえへと もどりはじめる
やさし く だけていた濃度 100%「fu、
おりしずむ。しづみながれて、いったいへ
睡に飽いた ひとつはあめ ひとつはわた
こぼした域は ....
水滴が、いた
密と疎の成熟を強く支え
きゅっとゆるむ
ゆうまぐれをくずした
罫線はぢくかな
はつぎわにきくが、綾なすしづくは
とじた後にも、しんかしかいの端に
のぼるようなものぶ ....
残るのはからっぽの部屋と、開かれた扉だけが、正しい それでもいま、ここに 破水したのは 空のほうだった みっつ折りのまま 寝返りを打つ 網のあいだで、骨が増え うしろむきにあったような 子宮の ....
りつさんのあらいさんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
tailagoon
-
あらい
自由詩
2*
25-10-1
MELTense
-
あらい
自由詩
3*
25-9-7
MEMBRANE「”境界溶解”――_変容の螺旋」として12片
-
あらい
自由詩
3*
25-8-26
GIFT
-
あらい
自由詩
6*
25-8-17
HIKArear
-
あらい
自由詩
4*
25-8-15
溢影(イツカケ)
-
あらい
自由詩
2*
25-8-10
あめふらし
-
あらい
自由詩
5*
25-7-19
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する