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この恋に
いのちを賭けても良いのだと
あなたは笑う

紅の薔薇のようなひと

ジプシーの女王様みたいだ
情熱的で奔放で
風と共に生きる流浪の民
安らうことなく憩うことなく
男の腕の ....
夜が優しく唄うから
目蓋を縫うように
眠りが訪れる
金の雫
銀風鈴の涼やかな音
木々の聲
いずれも影を纏って沈んでゆく
不確かさは予定調和を破り
Aの調律を繰り返す
斜め60度の逆上 ....
午前2時の沈黙は
私を深海へと{ルビ誘=いざな}う

そこにあなたはいない
私はゆっくりと呼吸しながら沈澱する
ひかりも届かぬ真宙の海で
腕も脚も折り畳まれたように
小さく蹲り
このま ....
新しい住居は
川のほとりだ
川と言っても濁ったドブ川の色をしている
生き物の気配はなく
夏は悪臭を放たないか心配だ

近所のスーパーまで2キロある
コンビニと薬局が側にあるだけましか
 ....
この街は
ずいぶん私に親切だった
適度に田舎だけど
不便なほどではない
この街が好きだった

春はヴォーキングコースが
桜の花ざかり
満開のトンネル
散る桜の吹雪

夏には
西 ....
公孫樹が色づき始めた
少し冷たい朝
アイスコーヒーとホテルブレッドを齧る
冬でもアイスが飲みたい私は
自販機のコーヒーがホットばかりで
困ってしまう

秋色の街を歩けば
髪を切った分だ ....
今のお米は汚れてないから
研ぎすぎると旨味が流れる
昔は精米技術が未熟で
糠が米に残っているから
水が澄むまで研がないといけなかった

米を研ぐように
感覚を研ぐ
お腹が空いてない時は ....
そらの水槽を
ゆっくりと魚たちが滑空してゆく
僕たちの教室は
まるでへばりついた岩影みたい
どこにも行けない窮屈さで
ぶつかり合う金魚たち
尾鰭や背鰭がひらひら
揺れ惑う
こころだけ狂 ....
やさしい詩を
夜に編みたい

たとえば
晩ごはんのポトフが
美味しくできて
舌を火傷したこと
たとえば
昨日は晴れてたのに
朝、洗濯をし忘れて
また晴れの日を待っていること
たと ....
とても静かな夜だから
閉じ込めた想いを少しだけ開いて
小さな声で歌おう
伸びやかに広がっていくアルトは
小鳥が囀ずるようなソプラノではない
ヴィオラの音色に合わせて

傷を負った白鳥は
 ....
私の中に少女がいる
おずおずと
引っ込み思案で
傷つきやすく
繊細な
少女がいる
私は少女を護るため
必要以上に
がらっぱちで
豪快で
猪突猛進
積極的
大胆に
空気を無視す ....
優しい夜は
ためいきをつきながら満足して
逝く秋を見送っている
遠くを走る電車の轍の音が
近く聴こえる
各駅停車に揺られながら
あなたに会いに行こうか
そんな空想をしながら
夜空に微笑 ....
不意に
呼吸が苦しくなった
喉元に赤い茨が込み上げて
胸を焼く
どす黒い嫉妬
選ばれる公平と
選ばれない不公平が
黝く全身を侵す
希望などない
このまま息絶えるまで
冷たい褥に横た ....
現実は
私を疲れさせる
作り笑いを引っ込めて
素に戻る
良く喋るひとは嫌いだ
一緒にいるなら
沈黙が心地好いひとがいい

気がつけば
夢想して微笑んでる私は
此処に存在してない
 ....
枯葉鳴る頃
私はあなた方に会いに行く
今度は
“わかば”とワンカップを忘れずに
お母さんには昔のお菓子を
フラレた話とかフラレた話とかフラレた話とか
一人暮らしを始めた話とか
たくさん話 ....
孤独を渡る夜の鳥よ
虚しい私のこころを
一緒に連れていってはくれまいか
白く羽撃く翼も
闇夜の中ではくぐもって
うっすら夜に溶け込むよう

ひとのたましいは
死んだらどこに行くのか
 ....
けいこさんのりつさんおすすめリスト(46)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
紅の薔薇のひと- りつ自由詩5*25-11-5
調律- りつ自由詩4*25-11-4
月の子守唄- りつ自由詩6*25-11-2
徒然- りつ自由詩12*25-11-2
グッバイ所沢- りつ自由詩6*25-10-31
散歩- りつ自由詩6*25-10-29
研ぐ- りつ自由詩4*25-10-27
水槽- りつ自由詩7*25-10-26
よしなしごと- りつ自由詩6*25-10-25
夜想曲- りつ自由詩5*25-10-24
私の中の少女- りつ自由詩8*25-10-24
暖雪- りつ自由詩2*25-10-22
10分間の絶望- りつ自由詩5*25-10-19
夢想- りつ自由詩9*25-10-18
あいのこ- りつ自由詩6*25-10-16
移ろい- りつ自由詩4*25-10-14

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