すべてのおすすめ
おおきなとりが
そらからおちて
わたしにあかい
きばを、みせる
あいたくちのは
きいろのしたが
わたしのかおを
したからなでる
おおきなとりの
なまえはしらない
わた ....
雨粒に触れて 膜は破れた
私の巡ったしるしの中に
遠く、緑が燃えた
児戯の様、六番目の足を伸ばす
かそけき予感は 手のひらの中
(水盤を御覧よ、花が 踊る ....
波が寄せる海から
風の吹く丘へと上がる
着るつもりだった服は皆
夜の内に焼いてしまった
毛皮をぬいでしまったから
私たちはすっかり裸
そうして裸のまま、手をつなぎ
丘をのぼる ....