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飴色の線が蜘蛛を伝って降りてくる
壁の染みは手を広げた形
翅みたい、
ぺらぺらのセロファンで
赤かったり緑だったり部屋を照らして遊ぶ
水葬には多分、オレンジが一番似合うと思うの
心 ....
5と6の歌の隙間に空の青 震える指でこじ開ける朝
メリメン区啄ばむ鳥が跡残す 緑雨降る夜波ひたひたと
目覚め行く身体は冬を思い出す 凍れる雲の流れを待つ頬
化石サ ....
赤いランプの吊り下がる
あらゆる街の角に這いつくばり
わたしたちは歌を待つ
それは煉瓦の隙間から流れくるものであり
それは男の外套から聞こえるものであり
わたしたちは何も知らない
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