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冷たく冴えた月光に
白く抑えつけられて
家並みは動かない




家並みの間を
老いた野良犬が
痩せた影を落とし
トコトコと 走る
  ( この ....
{引用=


   ワるつ

暗い モン・マ%#*:〜の丘に立つ
やせた木の
枝から離れた
一枚の枯葉が
静まった 晩秋の街路を
からからところがる

遠い向こうで
猫の影が ....
{引用=



水の中を
月が通り過ぎていく

 旅人は何処へ行くの



水の中を
夜が通り過ぎていく

 旅人は何処へ行くの



水の底を
風が歩んでいる
 ....
{引用=



空を
ただよい
流されていく
やわらかな白を
ばら色に染めながら
闇に墜ちていった日

あなたは秋の夜になった




 星座があなたの中をさまよい
 ....
{引用=




あてもない旅の
白い起伏を
さまよって
います


私が蜻蛉だった頃
あなたは



 真夏が大好きなあなたに
 暑いのが嫌いだと言えなくて
   ....
{引用=




軒下にぶらさがって
死んでいる私

どうしてこんなことになったのかと
突っついてみるのだが
むなしく揺れるばかりで
答えるはずもない




 霧の ....
{引用=

  ? 友からのメール



風の切片のように
舞いこんだ
友からのメール


あの里山の木々のように
川面の細波のように
やわらかな光る雲のように
夏の匂ひに ....
{引用=




あまりに慌しい日々
今日も夕空を
眺められなかった


 せめて この夜は
 星巡りの旅をして
 遠いあの人に
 逢いたい


かなわぬ願いの上にも ....
夜の闇の 
海の 曲
無辺の潮が 
樹々を揺らす
光は踊りを忘れ 
抱かれる胸を喪った
荒れる雨も風も 
行方を知らず
破れた帆船は
宙空を彷徨う


  ....
{引用=


                     

さざ波の上の真昼
季節の道を飛ぶ鳥は
大気のつぶやきを浴びながら
虚構の街に舞い降りていく


その日も
 ....
{引用=




  ? 夏の妖精


笑いながら
運ぶ風に
身を任せて
あなたは走り去ろうとしたが

 照りつける陽射し
 の中にではなく
 薄萌木色の林の奥に

 ....
{引用=


  ? 彼



味噌っかすの子でありました

家での安らぎの場所は押入れの暗闇
たいていそこで うつらうつらと

青空と雲
黄昏の風と 夕焼け
を眺めている ....
{引用=
  ? 風



何の拘りの
色調もなく
届けられた
薔薇の蕾

花言葉を探してみるが
ほのかに匂ふのは
五月の風


旅の君の便りからは
いつも金色が
 ....
{引用=




  ? コラージュ


通勤電車の空間の歪み

ポリバケツの中をワープしながら
流転する定めの憂鬱な朝


紺碧の地面に近づく
窓外の空気

遠くに ....
家出したまま三日も
戻って来なかった日があったね
最近やたらにぼくの背中を傷つけるし
君の綺麗な爪はひどく痛むんだよ


確かに僕は毎日遊んでいるさ
でも誰と遊んで ....
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{引用=





静かに淡く
空ゆくものに
虚ろな金具は外れ

風と海のはざまに
夢と現は映る

速い羽を携えた
雲の音は ....
{画像=070201145518.bmp}
{引用=





蒼い
空の水紋
降りてくる影
小首を傾けながら
やわらかな円は広がり
石の小径の残雪に
触れ 囁く

 今 ....
{引用=



多重の自我の
小箱たち
幾重にも
蓋われた 郷愁

 霧雨の中で
 冷たく濡れていた
 かなしみも

 木枯らしの中
 いくつもに分裂しながら
 泣き叫ん ....
{画像=070313231143.jpg}
{引用=

  ? 妖精


真摯すぎる球体に圧縮されて
解凍できない孤独

絶望は安らかな顔で
未だ眠っている

秘密にも行き場所 ....
{引用=






月の夜に
後ろから囁く
危うい光

 地獄にも
 天国にも
 行きそびれたね




傷の深さに降りる
水晶の測量器
 闇の奥で光るクリ ....
{引用=





薄いスカーフのように
あなたの面影は
風にさらわれた
 私への叫びも残さずに


あんなにも抱きしめたかった
しなやかなシルエット 柔らかさ
 ....
{引用=





聞きたい声を
花束のさやぎに求め
逢いたい影を
揺れる水面にさがしても


白磁の花瓶は
花を傾けながら落ちていく
闇の波紋が広がって
あの輝きに罅( ....
{引用=




虹色に燦めく
蜉蝣の羽をまとって
あなたは透き通り
去っていった

あれ以来
導く天使の声を
失ってしまったようだ

舞うような仕草が
刻印されているの ....
{引用=




ふるふると
ふるるふるると
ふるものにさらされ
森は輝いているのでありました


君は小さな家の屋根に立ち
眼を細め わずかに首を伸ばし
しばらくは光の匂い ....
{引用=




花の種を撒くように
あなたはゆっくりと回転する
スカートが揺らめき
微かな銀色が
しなやかな指先から
こぼれる

それが
遥かに
風花のように
わたしに ....
{引用=





青と蒼のはざまに
すれ違う風
伝言は儚く
雲は 日常を
虚しく過ごすばかり

遙かに空を
跨ぐ人がいるのだが
躰が透けているので
気づく者はほとんど ....
{引用=



その触感に硝子は濡れ
窓の向こうに季節の音が訪れた
川と海がきらめきの水に重なり
遠いそこにも
二人だけの神話は秘められている



 胸のなかの声 腕のなかの ....
{引用=




青空の頁に
透明になった夏を
しまい
あなたの残り香を
時の風紋にゆだねる

世界は書物であり
読み飽きるはずもない私が
虚ろに頁を繰る
 わたしはどう ....
{引用=
                        

羽ばたくものと咲くものの別れの日
 そのそこに さらさらと
  さらさらと ながれている

輝くものと沈むものの分かれのは ....
{引用=
                         

瞑目の底をたどって
あなたの曲線を手にする
幾夜を重ねたその痛みの行為に
暗譜されたさざなみ

レントよ ....
LEOさんのまどろむ海月さんおすすめリスト(44)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬の夜のスケッチ- まどろむ ...自由詩8*08-1-7
夜の街_枯葉と虫と男- まどろむ ...自由詩5*07-11-19
秋の水- まどろむ ...自由詩9*07-10-15
星空のさざなみ- まどろむ ...自由詩7*07-9-10
私がトンボだった頃- まどろむ ...自由詩9*07-9-3
白い一日- まどろむ ...自由詩8*07-8-31
友からのメール- まどろむ ...自由詩5*07-8-3
七夕の夜だもの- まどろむ ...自由詩8*07-7-7
海賊の星は墜ち- まどろむ ...自由詩8*07-6-8
紫陽花の面影- まどろむ ...自由詩8*07-6-5
蒲公英(たんぽぽ)- まどろむ ...自由詩8*07-5-20
ある親友- まどろむ ...自由詩14*07-5-13
五月の- まどろむ ...自由詩17*07-5-8
春にゆれて- まどろむ ...自由詩9*07-3-16
春のこの夜、誰よりも君を愛す。- まどろむ ...自由詩8*07-2-22
夕闇に- まどろむ ...自由詩10*07-2-16
蒼の水紋- まどろむ ...自由詩9*07-2-1
私のマトリョーシュカ- まどろむ ...自由詩14*07-1-29
水色の気配- まどろむ ...自由詩11*07-1-17
夜の雫- まどろむ ...自由詩9*07-1-12
空に堕ちていく- まどろむ ...自由詩9*06-12-22
夜が揺れて- まどろむ ...自由詩12*06-12-1
日だまりの空- まどろむ ...自由詩5*06-11-22
星月夜のビーバー- まどろむ ...自由詩14*06-11-17
遠く_風花- まどろむ ...自由詩10*06-10-19
ジャイアントステップス_&- まどろむ ...自由詩5*06-10-12
秋は- まどろむ ...自由詩5*06-9-18
青の書物- まどろむ ...自由詩506-9-4
ながるる- まどろむ ...自由詩7*06-9-2
夜想曲- まどろむ ...自由詩7*06-8-31

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