すって、はく
浅く、浅く、深く
浅く、
ふり向けば
いつか化石になる
踵へ
膝から、大腿骨、骨盤へ
はらへ
心臓から動脈へ
おおきくすって
ゆきわたるそのなかを
息が
駆け抜け ....
ああ 雨 降ったんだ、

窓開き外界臨めば

仄か熱せられた水群の匂い
街道向こうに光る水溜まり

向かい家に橙の明かり変わらず灯り

車 過ぎる、次々 過ぎる、
速度ゆっくり規定 ....
微かな宙の青み、
見えますか?

 (みえるときもあればみえないときもあり、
 きこえるときもあればきこえないときもあり、)

微かな声の震え、
無限の波打ち際に立ち
火を放ちながら、 ....
たつまいてるぅ?

自称詩人が京急東神奈川駅の
歩道橋で自称詩を叫んでいたとき
トルネード投法で
自称詩人の頭部に
ビーンボールを投げて
腰を引かせてやろうと思ったが
思いの外回転が良 ....
白描の渦に巻かれたら
柔らかな死を死になさい

意識の一点に
柔らかな死を宿す
白い光の海の、

次第に広がり意識を呑み込み無限の波打ち
〈何処までも生ける〉意志の力動し貫かれ

 ....
 かつて昭和記念公園でわたしは森忠明と歩いていた
 夏のあじけない夜でしかなかった
 わたしは師匠と話しながら
 東京都市の暑さのなかで
 これからの人生についてみじかい詩句をひねりだ ....
時には旅へ出よう
かわいい子には旅をさせろってほんとうだ
旅して見て改めて
自分の今の状況がよく見えてくる

旅ってまたすばらしい出会いがある
風景との出会い
人との出会い
自分との出 ....
地下鉄の代理人
話をする
針葉樹の先にある
白墨が
フェンスを越えて
生活は届く
少し痩せた体の
影踏み
わたしが書く手帳には
青い空ばかりが
広がっていて
その高さにい ....
米国経済の先行きについてを考えながら、夜道をいつものようにして、僕は歩いていた。大方の予想ではインフレは高止まりし続けるのだという。そして、でも、その先に待っているシナリオについてはわからなかった。こ .... 背の髙き草々揺れ動く
この街道沿い植生し次々
走り去る車ヘッドライトに
浮き上がる緑、鮮やか
柔らか照り映える生動

なんて懐かしいんだろう…

凝視する私の内から沸き上がる
今の昔 ....
 平成二十七年三月エディオンアリーナ大阪
 椅子席S八千八百円のシートに
 午前十時前から座っていた

 切落とし牛肉と玉子焼き、コールスローサラダで作った
 焼き肉弁当を黙々と食べなが ....
 ゆたかな木
 夏の雲みたいにわきおこる

 しずかに立っているようで
 たくさんの声をもつ

 ゆたかな木
 鳥たちの翼を夜からまもり

 どんな風も受けとめ
 星のひかりに運ば ....
ふるえるとき、
泣いている、がたがた、さみしくて
ふるえている。

そのとき、
なかみのまま、
外にでていけない。

なかみのとき、
いるとき、
いるように見えて、
いないとき。 ....
なぜつらいときも君は黙っていなきゃいけないの
なぜ忘れたい思い出ばかりがたまっていくの
なぜ僕らの遊園地には雨が降るの
なぜため息ばかりが簡単に人を殺すの

なぜ人間は平等だなんて言えるの
 ....
夜のごみ捨てへ

袋を抱えて

白い壁にヤモリ

張り付いて くねらせて 這って

電灯に抱えた半透明な袋が白く光り

しわが艶めかしく

「ゴミはその日の朝に捨てましょう」
 ....
僕は
潮さいの町を
ゆっくりどこまでも歩いていきたい

繰り返すさざ波だけを聞きながら
ゆっくりどこまでも歩いていきたい

沖を通る貨物船を眺めながら
ゆっくりどこまでも歩いていきたい ....
六十を境に
雨の降り頻る、

麗しき哀しき歓びの

毒、

透明に 顔 押し付けて

貴女という至高の思考の織物、

眼差す私の瞳・意識 
ひたすら白描、

ヒカリ

 ....
意識の舞台で踊る音群、

笑い溢れ毒づき涙流す 

そのヒビキにて

純白否定を力動貫徹し躍り

荒涼として輝キの原野へ至る。
 さみしさがどうにもならないとき、口のなかで爆発する薄荷飴を数えて、
 ひとつの動作から、もうひとつの動作へと移ろう、おれは孤立者
 いままであったことのぜんぶ、経験のぜんぶを蔑すだけで、
 た ....
禁呪草


複雑な
毒の糸口
見えぬまま
まだ大丈夫と
熱にうなされる
ポジティブな人

城壁の草よ
心のオアシスを
そしり採られて
打ち砕けてろ

人の身体は
天然の ....
砂、で
こどもは城をつくる
世界に果てはなく
時間は無限にあり
はやくとしをとりたい、とすら願う
十年後に彼等はすべてが有限だとしるが
いまは有限という言葉の意味すらしらない
こども ....
日本中開花宣言出始めて花見好きな人が集まる

プライベートビーチひっそり時刻む他から遮断されたカップル

相撲取り経験積んで強くなる横綱よりも良い相撲した

甲子園球児の汗が輝いてファイン ....
 お風呂あがり 
 冷蔵庫から取り出すモノは
 麦茶と 化粧水
 冷たさが掌に残って心地よい

 いつもなら
 美容液とアイクリームをすっ飛ばして
 乳液だけなのに 今夜は
 スキンケ ....
開けてはいけない蓋
開かない蓋
開きそうで開かない蓋
固い蓋

瓶の中身は歪んで見える
瓶の外のわたしは歪んで映る
正常な精神と
健康な肉体と
よくわからない瓶の中身

綺麗 ....
樹にもたれて、手のひらをひらいた。

死んだ鳥の上に、木洩れ陽がちらちらと踊る。
陽の光がちらちらと踊る。

鳥の死骸が、骨となりました。
白い、小さな、骨と、なり、ました。
 ....
戦後すぐ
大マスコミと
偉そうな文化人達が言う
あの頃は戦争反対と
言える空気ではなかった
言ってはいけなかった
それはタブーだった
言うと何をされるか
分からなかった
でも本当は戦 ....
病院が白いということ
全ての記憶に
カルテのような
置き場があること

始まる命と終わる命が
手を振りながら
点滴よりも静かに
空を見上げてしまう

誰かいないか
何か聴こえるか ....
眠るように死にたい
そう願うのは人間だけじゃない
夜行性の雀蛾や鼬鼠
         僕と私
昼寝する象海豹だって同じこと

真夜中に他人目(よそめ)を避けて歩く人々に万歩計は要らな ....
仮定された
塩化ナトリウムの潮解性と
マッチをする黄リン

炭素をはんだごてした
フラーレン
機能性と海底ケーブルと飛行機

仮定された二つの箱の中で
鏡合わせに崩壊する2匹の猫 ....
天童木工の図書館椅子を売ってしまった
カーヴした木に吸い付くように座っていたのに

あなたがギターのストラップを直していたときに私は泣いていた
そのせいで多くの言葉を逃してしまった
葡萄を食 ....
ルルカ newさんのおすすめリスト(215)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いき- wc自由詩5*23-9-20
夜想74- ひだかた ...自由詩323-9-20
詩想17〇THIN_THING_予兆(改訂)- ひだかた ...自由詩323-9-20
夕焼け- 花形新次自由詩223-9-20
白描の渦- ひだかた ...自由詩423-9-20
夏のよるべ- 中田満帆自由詩523-9-20
旅へ出よう- zenyama太 ...自由詩3*23-9-20
蒸発- たもつ自由詩5*23-9-20
米国経済の分析- 番田 散文(批評 ...123-9-20
詩想16〇開く光景(改訂)- ひだかた ...自由詩423-9-19
花道- リリー自由詩4*23-9-19
ゆたかな木- soft_machine自由詩15*23-9-19
ふるえるなかみ- はるな自由詩423-9-19
なぜ- 由比良 ...自由詩3*23-9-19
隣りの部屋のクーラーの音がうるさくて- 秋也自由詩423-9-19
潮さいの町- zenyama太 ...自由詩4*23-9-18
詩想14〇白描- ひだかた ...自由詩5*23-9-18
THRAK11〇原野- ひだかた ...自由詩523-9-18
ムンクの星月夜- 中田満帆自由詩623-9-18
禁呪草- 足立らど ...自由詩6*23-9-18
砂の城- 46U自由詩423-9-18
ビーチ- 夏川ゆう短歌323-9-18
戯言- リリー自由詩5*23-9-18
- 印あかり自由詩523-9-18
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩14*23-9-17
きっとまた戦争がある- 紀ノ川つ ...自由詩5*23-9-17
旅立ちの詩- ミナト ...自由詩623-9-17
夜の興亡- アラガイ ...自由詩13+*23-9-17
無題2- wc自由詩623-9-17
440じゃなくても- XIAO自由詩323-9-17

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