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パズル模様の石畳
規則正しい正確さの不安
ここに立つこと
そこに座ること
ただ
例えば同化してゆく空気のように
例えば水平線に溶けてゆくように

深呼吸をして 吸い込む青 ....
突き抜けるほど透き通った青空
の耐えられないほどの軽さ広さ
無言の圧迫に押し込められて
呼吸をするのがもどかしい
放物線を描くように飛翔する
カラスは君の影だとして
影さえも越えない障壁
 ....
粉雪が舞い落ちる
  ひらひらと
    ふわふわと

       世界が白に染まる
    視界が白で埋まる

 浄化が街を覆う
   全てがリセットされる

ボクは立ち尽くす ....
けっきょくのところ
電光掲示板が時を刻み
一秒が正確に積み上がり
気がついたら明日になり
気がついたら年が替わり
華々しい花火が上がり
アーチストが絶叫しても
ただ今日が過ぎゆくだけで
 ....
人の少ない下り電車で
少しずつあの日へ帰っていく
遠いことへ、遠いものへ
車窓の景色は少しずつ背丈が小さくなって
昼の下る頃に
誰もいない
四角い空間は
ただ、がたがたと響いた
それだ ....
道は今
空は今

世界は続く
赤と黄色の
万華鏡
風の気まぐれで
くるくる くるる

君は今
心は今

遠き果てに
私の心
恋と憂いの
万華鏡
君の気まぐれで
くるく ....
貴方の心に玩ばれて
思うように操られて

それでも耐えてきた
貴方との消せない枷

選ぶことはできない
貴方との消せない柵

私は貴方じゃないと
貴方は気付かないで  ....
海へ帰りたい
だが帰れない


一滴の紙魚を
書籍に落としてしまったように
深層





少年が詩を書いている

ピカデリーサーカスのストリップ小屋で

メモにボールペンで

少年はだれにも詩を読ませない

詩を書くことは脱ぐことだ といった詩人 ....
ひつじが鳴いていた
ひまわりが咲いていた
人がいた 好きだった
目を閉じる
陽だまりのなか
明日なら
死んでも良かった
彼女は
小さなボートに乗って
ぼくの心にやって来た

ぼくはぼくの顔を
彼女の顔に似せる

ぼくの言葉は
彼女に似てきた

ぼくはぼくの顔を
彼女の顔として恋する
小笹綾子さんの自由詩おすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雑踏に沈む- 紫音自由詩4*06-7-20
酸欠になるほど青い空- 紫音自由詩1*06-4-28
浄化されし世界の中で- 紫音自由詩3*05-2-25
十二月三十一日- 紫音自由詩2*05-2-22
大きなケヤキのある公園へ- 霜天自由詩1204-11-26
くるくる_くるる- 春日野佐 ...自由詩5*04-11-24
「玩具」- 紫音自由詩2*04-11-12
- 天野茂典自由詩304-11-11
深層- 天野茂典自由詩504-11-3
ひねもす- たもつ自由詩30*04-7-3
- 昨日伸一自由詩303-8-19

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