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昼間、干しておいた敷き布団
どこか小麦の香りかな
ひとまず、嗅ぐ
犬になる
犬になっている暇はない
はやく眠らねば
眠らねば、ならぬのに
やはり小麦の香り ....
夏の子孫になり損ねました
また置いてけぼりです
誰もが暑い坂を駆けてゆくのに
白い夏制服の誰もが
それなのに僕ときたら
汗のかき方さえ習得していません
父も祖父 ....
夕暮れは、いつも隣に座ってた
河川敷の土手に、いつも僕と座ってた
何を話すでもなかった
ただ何となく、二人で座ってた
夕暮れは、いつも時間になると帰ってった
泥だらけ ....