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観客が立ち上がると
わたしは魚になりそこねて
また化粧室の蛍のよう浅い渚の飴玉、
ハミングしたんだ、追いかけるように
誰かのかわりになって
担って、産まれていった
無音のクラッカーは香 ....
紅葉の文様、その磨りガラスを叩くものが、
とんと鋳る
虚しいものだけ集めて終いたい
僕の中には それが軸になって
ぐるぐると塒をまく
ひかりだのやみだの、
どうせ狂ったように刺し混むだけ ....
角張った部屋に 感覚を求めて
拍を数える。解決方法が見つからない
コトバに裏はないが
ファスナーに羽音を冷やかし、
どっちつかずの空耳に捕まる。
いい面の皮をなきしきる風が吹く、 ....