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こまったことばかり
おこる

自分の身の丈がわからなくなってしまった

それで窓を空けて
手帳ももたずに
スキ間があき加減の
スケジュールやりくりする


東の空に火の手があがる ....
ストーブが話す、「赤はすべて夕焼けなんだ」と。世界がドーナツのようでぼくは嘘をついた。「きみは笑っているようにみえるよ」。ストーブの彼、嬉しそうだ。雨の音、の、記憶。たとえば階段をのぼればきみがいない .... 結婚したてのころ
奥さんがバスンバスン布団を叩く音を聞いて
親のかたきじゃないんだから何もそんなにまで
なんて思ったけど
十年目に
「布団は親のかたきなの」
衝撃の告白
親のかたきに ....
     今日が終らないうちに
     明日が終ってしまうと言うので
     なにか記念に残るものを、と

     昨日の時間をタッパーにつめて
     最近買った冷蔵庫の真 ....
どうにもやるせない自転車です。雨水の玉つぶてなサドルの革を「そうでもなく茶色だ」と言って、拭き取ればままよ、と走りました。光、スロウ、アウェイ。そして溶解するするりとした残像を肴に、ウィスキーに言い訳 .... あなたの好物を作ろうと
夕暮れ
サンダルを引っ掛けて買い物にでる

昨夜の 些細ないさかいの 償いに
海老の殻を
無心でむけば
いとおしさに変わるような気がして
という
無邪気な ....
     どこから。


     
     ひやりとしている土の上で生きている梢の揺れる(揺れる)末端に刺さる光、が








        わたしの温い肌に染む ....
君と僕は天気予報をしよう。小さな声で。今日のことで明日のことを考えるので、植物がのびるようにそのまま続いていくから、おぼろげな勘でいい。


ウェザー・リポート、ウェザー・リポート。スープはトマ ....
大丈夫、シナチクは食べられるから大丈夫。

大丈夫、海を渡らなくても大丈夫、
溺れるなら、歩いてゆけるから

優しいのは同じで、寂しいのは八分目。
だからいつも同じ髪型でも平気

いつ ....
なぜだか忘れてしまったりするので
書いておく
そこにも あそこにも

ピリリと鳴ったり 震えたりすると
ポケットの上から触れずにはいられない
現代人なのですか といわれればそれはそうですが ....
素敵なうた
1、2、3、4、
マンホールから地鳴ればいいのに

工事中のサイン
伊勢丹のてっぺんから果てしなく闇夜
ぼんやりとすりきれた空
咲く花

泣くだけ泣いて水分ゼロで干からび ....
喉の奥を製本したような風邪をひいて
いっそのこと美しく装幀されて図書館でカビ臭くなりたいと夢見て
布団に入るといつのまにか17時間半経っていた晴れた午後4時に
炊いたお香でひとつ咳をして

 ....
やろうとしていたこと

鍵を差し込むべき鍵穴に
母のズロースを差し込もうとしていたこと
そうだ 父に見せなくては、と思い立ち
犬を連れて落雷を待ち焦がれていた ということ


落雷 ....
山道、電柱。絡まる蔦の先端、真上から海辺の
真っ白につきさしてクラクラ立ち上がれず
静岡でTOKYO−FMでいつもの高いテンションで
飛び降りてつきぬけてバラバラたちのぼる雲

通り過ぎる疾 ....
英水さんの自由詩おすすめリスト(44)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
日々日々- 石川和広自由詩4*04-11-2
アンプリファー/ジャンプアップ- nm6自由詩804-11-2
スイッチ- たもつ自由詩6004-8-17
明日が終ってしまうと言うので- たにがわ ...自由詩404-7-12
光、スロウ、アウェイ- nm6自由詩5204-6-10
てんぷら- 月音自由詩4004-5-23
輪郭だけが残っている- 嘉村奈緒自由詩1004-1-18
ウェザー・リポート- nm6自由詩603-12-1
ガールガールガール- k o u j i * ...自由詩14*03-11-16
巻き戻しの早送りで- nm6自由詩803-11-14
街角- nm6自由詩203-10-22
植物だった頃に- nm6自由詩503-9-30
ライガー- 嘉村奈緒自由詩703-9-18
残像サマー- nm6自由詩403-8-12

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