手に手をとって
輪に輪を埋める
おまえの名前を
知るものは無い


水の容れものが配られる日
空は泡のようになり
少しだけ微笑み
上に上に去る


空が赤いとき ....
私は力まない
私は何かを失わない
私は息詰まらない


まず、大きめの手のひらに、しっかりと握れるくらいの掌の丸く平べったい石を捜す。
水切りは静かな水面が広がるところがよい
たいていそ ....
それは
君の絵の 終わり

余計な厚みをつけはじめたら
原色の絵の具を白地に塗りつけたのなら
キャンバスの枠をはみ出したのなら
もう
それは
君の絵の 終わり

君は旅人だった ....
或は
ちり紙の箱



針先ほどの閃光
重たい暗闇は深いのか浅いのか
目を凝らすとそれは

蠢いていた
 てらてらひかる 満月の夜
 年老いたゾウは 檻の外を見ている

 外はすっかり 秋の装いだ
 どおりで最近 足の筋がしくしく いたむわけ
 長いはなで 鉄柵に触れ
 静かに眼を 閉じてい ....
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