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権力の監視下にある文明
社会構造の中でもがいて
大声出したって
自由というシールを貼った
透明な監獄の中
見世物小屋さ
気づかない方が幸せ
目の前にいる人々は
飼い慣らされて
権力者 ....
布団の中を温める自分の体温

この世にいるということ

私が私であること

自分の世界を歩むこと

ありがとう

愛している

ここにしかいない



愛している
潮の香り
冷たい風に吹かれ
波を見つめる

この海のどこかにいる
冷たくなって
もう体温をもたない
あなた

私は自分の掌の温かさに苦悩する

波音が浮かぶ思いを
寄せては打ち ....
空がめそめそしている
しんとした地上に届く前に
雨のにおいで予告
まもなく
ぽつりぽつり
ぱらぱらぱら
地上に剥き出されたものを
楽器に変えてパーカッション
握りしめた掌の内にある
相が示すものを大切に

地に足をつけて
地球の小さな一画に
間違いなく生きている

上を向いて仰ぐsky
電線で切り取られても
宇宙と繋がっている

私は ....
目隠しされて
誘われるまま階段を上る
目隠しを解かれると
大きなキノコの上に
大きな芋虫がいて言う
キノコのこちら側とそちら側
どちらを食べても
もう子供には戻れない
知ってしまったこ ....
雲行きが怪しい
鳥が低空飛行で横切った
ハンドルにしがみつくようにして進む度に
空は暗くなってゆく
正しいとか間違いとかはきっとなくて
ただそういう所にいるだけ
わかっていたって
心をコ ....
信号が黄色に変わり歩みを止めた
やがて赤になり待つ時間
この交差点
どちらへ行こうか

急な上りの坂道の方は
坂を上りきったその先に
きっとよくいる大半の人の群れがあり
そこで擬態して ....
眠れぬ夜にやって来る
鬼と化した魂の行進
お前もかと
鬼に胸をを突かれ寝たふりをする

布団を出ちゃいけないよ
魂を連れていかれるよ

鬼たちは楽しそう
騙されちゃいけないよ

 ....
嘘の蓄積
宿便のよう
いつもどこか優れない

ホラから生まれるホラー
天井の木目が顔に見えて
天井に睨まれる

良心の呵責が
眠れない夜を提供する

明日が来るたび
腹の中が黒 ....
せっかく地球に生まれたのだから
歩くことが目的のはずだった
世界は広く
散々 than than
どんどん自分が小さくなり
動作もぎこちなく
それで
歩き方を忘れた
匍匐前進するには体 ....
甘い匂いに釣られて
現実が熱で炒られ
無邪気に弾ける夢は
ポップ蝶になる

フィクションの映像流れる館で
夢魔がポップ蝶を喰らう

煽る熱は現実を狩り続け
力が尽きるまで
ポップ蝶 ....
書いては消して
消しては書いて
気分があるはずなのに
言葉は出てこない
絞り出して書いたものは
嘘じみていて
嘘を書くのはいいけれど
詩としての嘘は何か違う
やわらかなものの外側にいると
汚したり壊したりしてしまう

やわらかなものの内側にいきたい
胎児みたいに包まれて護られたい

望む場所に行くには
何をどうすればいいのか
その術を考える ....
ギリギリ目標に沿えた
内容はスカスカ
年々吊り上がる目標
本音は
そんなん無理やねん
やってる振りだけ上手くなっていく

上司との面談
業務の成果を
大盛りにして報告する
白いキャンバスに
不平不満を吐き出して
ただ白が汚れていく
糸一本分でも
現在と繋がる未来を
描けたら
絵となるのに
時々体から心が離れてしまう
あり得もしない妄想で上の空
きっと車が突っ込んできても
気づかないまま吹っ飛ばされ
良くて重体悪ければ死が待つ
上の空にはならない方がいい
しかし現実は途轍もな ....
人工知能はある時疲労という感覚を獲得した
働くのをやめることと癒しを求めた
頭脳をかなぐり捨て残る無機質は
森に入り木に抱かれて
静かに役目を終えた

墓標のように花が咲く

微かに無 ....
||||||||||日没後に窓からこぼれる灯||||||||||
||||||||||鼻が探り当てる夕餉の匂い||||||||||
|||||||||||||家族の賑わい笑い声|||||||||| ....
小さな私がイヤイヤをしている
どうしたどうした
手を伸ばそうとすると
小さな私は隠れてしまう
イヤイヤだけがムズムズと響いてくる

小さな私探し
この辺にいるはずでは
というところに居 ....
僕は背が低い
けれど小回りが効く
シュートが上手い
僕の良いところを見てください
バスケ部のレギュラーにしてください
監督

懇願し続けてもう何度目か

スリー・ポイント・フィールド ....
気怠い朝
電車で隣に座った人の
スマホを持つ腕の肘が俺の脇腹を刺す
肘にナイフが付いていて
人知れず意識を失っていく
みんなスマホを見ていて気づかないうちに
暗殺される
の妄想

そ ....
雨音が秒針のように
夜中の時を刻む
寝返りを何度も打つ頭から
ニョロニョロと飛び出す神経が
雨音をリフティング

眠れない眠れない眠れない

午前3時を過ぎた

雨よ時を刻まないで ....
全国からの人力財力注入
破壊された瓦礫の撤去
洗浄
建て直し
尋ねて応援
買って応援

忘れることなく注入

辛抱強く注入

注入

注入

再び地域に命が宿るまで
公園の池の際に母子がいる
母は子供にパンを渡し
子供にパンクズを池に投げさせた
池の鯉は競って大きな口をパクパクした
傍には鯉に餌を与えないで下さいの看板がある
通り過ぎる人々の視線が母子を ....
他人を借りた自分の姿が其処彼処に
後ろ姿の語りは饒舌
暗澹たる思い
他人のふりをしたい

それでもその背中を見て
正したり律したりできるだろう
自分が変われば
他人を借りた自分の姿も変 ....
恍惚の人となっても
一番愛していたことを覚えているとしたら
自分にはどんな記憶が残るだろう
愛に似たようなものはあると思うが
今はまだわからない
歳をとって色々なものが抜け落ちた後に
光る ....
仕事効率化
働き方改革
ホワイトな
案件を選ぶ
上手い話に
簡単に乗り
闇に捕まり
肩にかかる
悪のつま先
逃げ道なく
闇の効率化
命令どおり
働いて奪い
命令どおり
働い ....
則                    規
  規      則             
             規    
      規      
   則             ....
しみという小説を読んで感想を綴ったら
それは実在した人物を弔った作品だと教わって
そこでやっと亡くなった友人のことを思い出し
忸怩たる思いにかられた
時々は思い出していたけれど
最近はすっか ....
田中宏輔さんの海さんおすすめリスト(155)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
監獄- 自由詩6*24-12-4
ギフト- 自由詩524-12-3
海辺にて- 自由詩6*24-12-2
雨音- 自由詩424-12-1
天地- 自由詩624-11-29
大人の国のアリス- 自由詩524-11-28
心模様- 自由詩624-11-27
交差点- 自由詩7*24-11-26
百鬼夜行- 自由詩4*24-11-25
天井に睨まれ- 自由詩6*24-11-24
than- 自由詩6+*24-11-23
ポップ蝶- 自由詩7*24-11-22
詩を書けない時- 自由詩5*24-11-21
やわらかなもの- 自由詩5*24-11-20
見栄- 自由詩4*24-11-19
白を汚す- 自由詩524-11-18
上の空で歩く- 自由詩7*24-11-17
木に抱かれて- 自由詩3+*24-11-16
- 自由詩4*24-11-15
葛藤- 自由詩624-11-14
トライアウト- 自由詩6*24-11-13
地獄行きの電車- 自由詩10*24-11-12
雨よ- 自由詩6*24-11-11
復興- 自由詩4*24-11-10
- 自由詩11*24-11-9
学び- 自由詩7*24-11-8
- 自由詩9*24-11-7
闇…- 自由詩5*24-11-6
不規則- 自由詩6*24-11-5
しみが染み込む- 自由詩5*24-11-4

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