すべてのおすすめ
誰も知らないんじゃないんです
知られたくないから言わなかったんです
その、
次の台詞までは考えないままに
息もせずに眼も開けずにただ
立ち尽くしていた時間はいったい
どのくらいだったのだろ ....
たとえば、試しに
全部デリート
ですね
脱皮したいならば
それを聴いてわたしは
混乱した
そして懐いていた哲学が
机上論で
偽りの主義
だったことを知った
永遠
を信 ....
白菊の歌声が
偲ぶあなたの
墓標前にて
一人雨に
濡れながら
西脇の詩集を
繰ってみる
詩のまことが
こぼれますように
と
紅の傘は
忘れられて
かなしく倒れて
朽ち ....
不思議なことに
ではなくって
おもしろいことに
わたし
ではなくって
私たち
そこが境界のまま
立ち塞がっている
壁は高い
同じ種類の言語を使う
同じ肌の色と
瞳の色 ....
空におおきな黒い鴉
歌ってもたずねられることなく
招かれることもなく
いつしか
無表情になったまなざしで
人を視ている
飛翔しても舞っている
とは言われない
かなしい翼は
だけど知っ ....
歩道橋のてっぺんで
サプライズだった
お父さんはポケットから
オルゴールを取り出して
回した
手回しオルゴール
曲はハッピーバースデー
ふとおかしくなって笑った
(わたしあなた ....
北の地
風車がまわっている
あなたが待っている
わたしを待っていると言う
東の地
高い人造の樹が一本
よく見えるところ
わたしが一人でいるところ
約束ならば忘れるために
形あ ....
草は
樹は
雨に打たれ
人は
言葉に打たれる
響かせたいものです
あなたのこころに
わたしの言葉を
眠れずに過ぎる
この
60Wが照らす
ちいさな時間を
持 ....
俯いている
野の可憐
淋しさ
知りつくし
風のなか
すべなく揺れながら
なに思う
君
誰かにいつか
手折られる
のだろうか
それとも永遠の
忘却が
待っているのか
....
夢の入った封筒を
そらの手にまかせたんです
翼をいただいた封筒は
薫風にみちびかれて
ゆくでしょう
かなうかなって
膝をかかえてうずくまる
あの少女のころの
いまのわたしに伝え ....
いのちはあの一本の樹と
わたしの間にあります
やわらかく俯くようにあります
夏の庭の青い花が
ゆらゆらと何かを祈っています
太古のことではないこと
だけが確かなことです
大切なの ....
かなしみはとても
饒舌で
惹かれてやまないこの
不思議
かなしみはいつも
隣人で
芝生はあおく
灯はあかく
そっと見上げる夜の月
語る話は
夢しずく
なんのツキすら無 ....
{引用=この町の再生を
オーガンジー越しに覗く
こんな曇天に
輝く町を視ているひともいると知った、朝
こちらでは
隣の鉄工場が
けなげに仕事を始めたことを聴くことができる
昨夜の消滅 ....
{引用=帰る、家
いつか誰しもが欠落してゆく
群像劇の
舞台
+
尋ねたいことがある
あなたは
マンモスを知っていますか
***
草野春心氏に感謝 ....
神さまあなたは理不尽だ!
{ルビ涯=はて}を{ルビ悟=し}っている靴はさいわいである
{引用=南の男}
慙愧の塩漬け
塩を汲みに塩湖へ踏み込んだ男は
深みに足を取られてずぶずぶ沈む
攣るほど力を入れ右足を持ち上げたが
反動でひっくり返ると
もがくほど結晶に沈んで行った
....
マークアーモンドさんの自由詩おすすめリスト
(677)
タイトル
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カテゴリ
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日付
描かれたものとリーディング
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もっぷ
自由詩
3
12-6-6
詩のいのち
-
もっぷ
自由詩
7
12-6-3
偲ばれる墓標
-
もっぷ
自由詩
8
12-6-1
歩き方覚え書き
-
もっぷ
自由詩
2
12-5-31
鴉
-
もっぷ
自由詩
6
12-5-31
三月のオルゴール
-
もっぷ
自由詩
5
12-5-30
文通
-
もっぷ
自由詩
6
12-5-30
すみれ
-
もっぷ
自由詩
4
12-5-27
風のなか
-
もっぷ
自由詩
7
12-5-25
お誕生日
-
もっぷ
自由詩
11
12-5-15
秘訣
-
もっぷ
自由詩
12
12-3-24
・・・
-
もっぷ
自由詩
4
12-3-24
町の朝
-
もっぷ
自由詩
5+*
11-12-8
尋ねたいこと
-
もっぷ
自由詩
7*
11-10-14
嘔吐
-
もっぷ
自由詩
7
11-8-20
靴
-
もっぷ
自由詩
7
11-8-12
五月の童話
-
salco
自由詩
11*
11-5-20
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