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知らないところでさり気なく
「うちの妻が」と言ってもらいたい

時代に逆行しても
「思い出に残る熱い先生でした」と卒業式の寄せ書き

オルガンをうまく弾けなくても
「あの子守歌、背中がこ ....
るーるー、カチ・カチ・カチ・カチ・
うめくようにきつく、くぐもった、湿る声で許しを請う、どうして?、静夜のからくり、まだ内側を掴んで離せない、風が占める、時は鳴り続ける、果てる波と砕ける{ルビ過去= ....
五月の緑が伝い合い
誰かが消えた満月のよる
なみだとずっとの約束を結んで
いくつもの場面を通り
ためらいなくわたしは生まれた
あなたは
ひかり ぬくもり みずのつめたさ
たべてるごはん たいようのまぶしさ くつをはくおと
おおきなかぜ しおのにおい うみのみず まぶた
むねからこみあげるなみだ


あなたは
 ....
初めて贈った
お手紙には
何を書いたか今となっては
たぶん初めて化粧をしたときのような
恥ずかしさと酸っぱい胸の
はつ恋


それから何年もあと
さみしく笑うから
暗がりを求めて
 ....
すれちがいはさみしいね
通り雨は
違う場所に降っている
うそはもっとさみしいね

蛍は水しかのまなくて
手のひらですぐいきたえる
でもわたしはそんな儚い
あなたになれず羽を噤む蝉だ
 ....
髪の後れ毛が
もやしのひげのように
蒸れた風とけっ託して
汗と貼りつく

ぽにーているならぬ
わたしのひとつ結びは
ねこのしっぽでありたい
脊髄のさきにあるまでの、感情

あな ....
あめよ逃げないで
白々しく霧、すとおむ。影ない静かすぎてこわい
炎よりもゆらぐゆらゆららいあい今あいされない

この胚は縮こまっている
この肺は誰にすくわれる

ツェロの弾く音だけが
 ....
ryinxさんの唐草フウさんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
目ざめる前に- 唐草フウ自由詩15*25-7-23
羽化- 唐草フウ自由詩9*25-7-3
初めて泣いた夜- 唐草フウ自由詩13*25-5-3
1年- 唐草フウ自由詩10*25-3-10
淡く遠い- 唐草フウ自由詩9*25-2-15
しずかなふちどり/夏- 唐草フウ自由詩10*24-7-29
夏のしっぽ- 唐草フウ自由詩12*23-7-31
逃げ雨- 唐草フウ自由詩12*07-11-27

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