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ぷっ・ぷっ。と
西瓜の種を飛ばしては
赤い果実を食べ尽くす
夏休みの昼下がり。

畑から帰った父が
もぎたてのとうもろこしを
大鍋で茹で始めたので
私は大きな声で言った。

「茹で ....
抱き締めるように繋ぐ
暖かくて大きな手

大丈夫だよ。と
励ますように聞こえた
頑張ったね。の一言

些細なことを共有し
少しずつ対話を重ねた
その日一日の終わり

今はもう遠い ....
残されたままの想いが
粉々に砕かれて
足元に散らばっている

伝え忘れた事も混じり
洗い流すように見えた
頬に浮かぶ涙のあと。

今、悲しみを乗り越え
私は更に幸せとなる。


 ....
弥生 陽さんの梓ゆいさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏休み- 梓ゆい自由詩425-10-29
時は流れ- 梓ゆい自由詩225-10-29
ハードル- 梓ゆい自由詩225-10-29

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