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グラーツに行ってみたい。
マッハがいたころの。
時間の自由でも語り合いたい。
ムーア川の流れを眺めながら。
あじさい柄の、
日傘が咲いています。

梅雨の間の、
晴れの日の、

左目が痛みます。
わたしの潮位はあたたかいですか

あの肌のぬくもりよりも

潮汐ふたつ

重ねたりして

潮騒も遠く

弔意をしるべ

さすれば息が上がっても

さすれば息が絶えても
 ....
サイダーあめより、
冷やっこいサイダーがほしいのです。
ふきだす汗のように、
瓶肌から冷たい清涼感が染み出す。
つつじの香りもたのしいです。
いくら人が絶望しようが

系統進化の囲いの呪縛から人は

逃れ去るこはできない

他のオブジェクトに侵入し

自己増殖する魅惑

おお

これこそ始原の嗤いなのである
 ....
変なおじさんは変なおじさんの
同一性をなくさないでいてほしい


公共放送でアーカイブ化されるより
押入れのなかのビデオライブラリとなれ
こぬか こぬか
かぞえられぬ あめ

霧と 外套と 手土産と

目の やり場の 無い いらだち

無限など 永遠など

言葉に 化かしてみても

俺も 焼かれ 灰にされる
 ....
スペースコロニーとかで
コロナウイルスなんか
流行っちゃったら流星だろうね…

一雨ごとに冷たい風が流れて
冷たい肩越しを
冷たい春の日がすぎてゆく

たるい気分でいられりゃい ....
レタスって
あの
苦味がすきなんです

雨降りあとの
鉄さびのような
あの
匂いもうれしいです

かさを
ぐる ぐる
回してみました


ぐる ぐる
ねこが
丸い手 ....
たぶん自分は「ある」物ではなくて、「いる」者にすぎない。
いま・現れている世界は、ただ・「そう」慣れ親しんでいると、
自分の知に基づいた、ただ「そうだ」と思い込んでいるだけの世界にすぎない。
 ....
兎色の
小鉢にヌタ
白みそに
いかと
わけぎとを
あえた
もの
味見の
母の手が
ぴょんと
わらう
寒い窓みとったら
みとったばかりの
顔が浮かんでくる
ずる ずる
おうどん おいしいかぁ
ええ音だして
ずる ずる
いわせやんなあかんで
泣く子も
泣き止み
すう すう
寝入 ....
うさぎが会いたくて
白い 白い
自分とおなじような
白い雪を降らせました
馬鹿なこどもは
白いうさぎに合うことが
できず泣きました
うさぎも泣きました
白い白い 雪と
赤い  ....
「背側側頭窓」からチーズケーキがみえる。
その表面にはいくつものき孔があいている。
が、たべてもおいしいだけで、孔の味は発見できない。
深く森の闇の香りがします
行き過ぎてゆく人に言葉をかけたりします
つまらない世間話ですけれども
視線はいつも痛いものです
いくどもえぐられているような不安定な
でもそれが欺かれていた ....
木立の間にはkたちがいて、
秋の陽のいっぽんの光線を見つめている。
アクビばかりしているけれど、
朝焼けだか、夕焼けだか、
それがわからない。
光線の中にはオレンジ色の微粒子が、
血球 ....
大町綾音さんのナンモナイデスさんおすすめリスト(46)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
グラーツ- ナンモナ ...自由詩3*20-7-22
残った夢- ナンモナ ...自由詩12*20-6-9
冥腑- ナンモナ ...自由詩6*20-5-8
サイダー、ふたつ- ナンモナ ...自由詩3*20-5-1
存在論的感染者- ナンモナ ...自由詩2*20-4-23
ビデオライブラリ- ナンモナ ...自由詩9*20-4-4
されど_俺は- ナンモナ ...自由詩3*20-4-1
極楽へ- ナンモナ ...自由詩4*20-3-28
かさぐるま- ナンモナ ...自由詩11*20-3-20
辟易から疲弊へ- ナンモナ ...自由詩5*20-3-4
ヌタ- ナンモナ ...自由詩7*20-2-29
うどん修行- ナンモナ ...自由詩13*20-2-23
うさぎとこども- ナンモナ ...自由詩5*20-2-8
ヴェロキラプトル- ナンモナ ...自由詩6*20-1-27
杳香- ナンモナ ...自由詩7*20-1-10
kと言う生存者- ナンモナ ...自由詩10*19-11-19

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