すべてのおすすめ
一粒の砂から身動きが取れなくなるまえに 一粒の雨から花ひらく海にダイブするわたしは
美しい
荒波にのまれながら燃えさかる流星をキャッチするわたしは海の守護神となり わたしの大地 ....
空は曇り
街は曇り ビルの谷間の 冷えたぬくもりに躓き 吹き抜けるかぜ なぜ と 灰とかげ──背広の音色が波のように行き交う歩道に落としたピルは
奈落の白い底
騙したあとの ....
激しい濁流と錆びた鉄橋はゆきずりの光景でしかない
ビニ傘で行く手をさえぎる横暴なエスコートがわたしと雨粒を斜めに切断する
無限を接写する賭博者たちは必ず破綻した
二度目に犯した過 ....
話しそびれてしまって浅い水路で風がわらう
ぼくたちのてのひらで火傷した蛙の
フリーズと
ラケットを肩にかけた生徒たちが
それぞれの家に帰る
ざ ....
脳は頭がわるい
と顔が笑う
混色と純色をまだしらない
まだらのだらしない原っぱで
家を建てない
美と死と箸をすっともってしまうと
テレビのタモリと暗 ....
傘が必要な ながいながいおしっこに出掛けたあなたを追いかけて握った手
いっぱい我慢したおしっこの音がじょじょに 雨音にかき消されてくのを
聞きながら
ずっと
あなたと手を
繋いで ....
うすきいろとかうすむらさきいろの点滴がたぷたぷとぼくの血液を薄めて
風変わりなガラスに映る壊れた野菜とか果物にしてくれる
お見舞いのメロンのあみあみのやみやみの隙間から
週末の夜 ....
そこにあったことなどないことを忘れそうに満ちる野花
水底にねをはる陽の匂いをそこねることなく永遠の死を生き続ける置物に
なによりもそこに似合う置き場のない静けさとして
....
手にしたとたん重くなるスノウグローブを覚えていて
なにかを覚えていることを思いださせてくれる風景にわたしがよみがえる
木製の土台に細工されたオルゴールは壊れていて 少しの揺れでま ....
TwoRiversさんの末下りょうさんおすすめリスト
(9)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
わたしは美しい
-
末下りょ ...
自由詩
7*
22-3-17
街
-
末下りょ ...
自由詩
6*
21-10-5
郊外
-
末下りょ ...
自由詩
7*
21-9-29
見分けのつかない分身
-
末下りょ ...
自由詩
12*
21-9-10
居間
-
末下りょ ...
自由詩
5*
21-7-23
ステイ
-
末下りょ ...
自由詩
5*
21-7-16
メロンのあみあみのやみやみ
-
末下りょ ...
自由詩
6*
21-4-4
置き場のない置物
-
末下りょ ...
自由詩
6*
21-3-10
スノウグローブ
-
末下りょ ...
自由詩
5*
21-2-18
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する