すべてのおすすめ
神さまは
叶わない愛なんて知らないって言ってた

幻の夜、
カフスボタンの別れて落ちた砂浜に
砂の城がまだ崩れ切ってはいなかった

知ってる

紫の夜空に浮かぶ
白い雲が
地上に ....
夜になると

いちにち恋をひとつ

棄てようと思って

田んぼの畦道で夜風に

洗われています

やることがほかにないから

しかたがないのです



ここ ....
船はいつものように鎖でつながれるだろう

青い月あかりが尖った夜の冷たさで
恋人たちを未来へと追い立てるだろう

ビルの上を飛ぶアホウドリの
啼き声がなにを求めているのか
大空を ....
公園のベンチで寝ている女を

小学校三年生の女の子は汚いと言う

ずっとそう教えられて来たから

口をとんがらせて泣きそうになって

汚い汚いとかん高い気分が滅入る大声で叫ぶ ....
そんな日常なんてと
彼女はいうけれど
じっさいのところ

甘いビニールの匂いがする
黄色いラバーダックが
キッチン洗い場で
逆さになって溺れている

小さな白いビー玉みたいに
勢い ....
はるかぜの
はるか野山に吹くときの
おなじチカラでビル風は吹く

笑う声
じっとして聴く月を見て
ウサギの声ってブタ猫のよう?

ゆうれいの
フリをしている月を見る
指さし、し ....
この忌々しい
憎しみに満ちた
いつも苛立っている
人生を棄てたい夜もある。

そっと、だ。

人も、仔猫も、眠るコタツで
ここからはじまる春の風に寂しさが
青ざめていくのだと ....
冬野過ぎゆく風、

冬枯れのしろい空
痩せた私のこいびとが
その空をみあげて武器を振りあげる

冬野過ぎゆく風、

どんな性にとっても
哀しい事故も受け入れる
力を持たない空っぽの ....
ルラさんの秋葉竹さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
叶わない愛なんて知らない(カフスボタンが落ちた砂浜で)- 秋葉竹自由詩919-4-25
せんたく- 秋葉竹自由詩819-4-3
春の花の夢見- 秋葉竹自由詩819-3-26
3月の終わりに- 秋葉竹自由詩719-3-23
青色吐息の彼女の日常- 秋葉竹自由詩719-3-17
しんげつ、しんげつ、- 秋葉竹短歌319-3-16
ありえない、くそったれの夜にも- 秋葉竹自由詩1219-3-7
冬野過ぎゆく時、死す- 秋葉竹自由詩519-2-1

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する