すべてのおすすめ
乳歯が抜けて、AQCが生えました。
Aから始まってるので、品質は良さそうです。
孤独
個の毒
ことごとく
苦悩
愚の脳
このうえなく
恨み
うらやみ
暗闇のなか
夢想
無の相
嘘うたう
存在
その際
空ぞらしく
命
その ....
街路樹を触る
良い子だね
足跡が呼んでいる
前にも後ろにもある
どこまでもある
見つめているうちに
空をみたくなった
ああ季節とはなんだ
ただこんなこと ....
泣いたり笑ったり怒ったり沈んだりしてさ
なんとなく だんだんと 大人になっていく
私 大人一年生
僕 パパ一年生
私 ばあば一年生
みんな一年生
みんな初心者マーク つけてるの ....
私の昔のあだ名は、スカンクとサリン
男子は酷いよね
小中学生の時
女子はかばってくれた
この頃は女子の方が比較的、大人
私は、おならとお腹の音で悩んでいた
くっせーぞ!
....
銛が
心臓を
一度でなく 二度つけば
か細い悲鳴の糸
玉が転がっていく
からからと瞳が空回り
その色は失われて
緑のなかを
流れる赤と
銛の重たさ
森のなか ....
「なぁ、のどにチョップしながら
我々は宇宙人であるって言ってみて」
「いやだ、我々は宇宙人ではない
あぁでも、我々は地球人でもない
平気で地球上を核攻撃できるから」
「なぁ、我々は ....
「遠くへ行っちゃダメよ」
「五時までには帰ってきなさい」
生半可に返事をして遊びに出掛けて以来
五時が訪れることはなく
あたしはスイカの横で蒸し暑い砂浜に埋まっている
あたしとママを繋ぐ ....
生命線をなぞる
左手のひとさし指でいちど君と
出会った気がした真昼に
やさしく訪れるように降る雨が
こころに刺さる氷柱を一欠片ずつ
溶かしていく夜に冬が泣く
何度も読んだ小説の
一行 ....
街1
好きでもないまち、でもきらいとまでいかないまちに
好きなきみがいるのはたしかなことだった
きみは本が好きで
きみに好かれている本をわたしはちかいうちに読もうと思っている
風とか、ご ....
命が二つか
人生が二回か
ロボットのような再生可能なAI1か
永遠なる宇宙か
深遠なる宇宙か
未知なる宇宙か
幸せか
不幸か
普通か
まじめか
素直か
バカか
....
影はその人の
気を引いてくる
大きくなったり
ぼやけてみたり
スカートの中に
何かを隠し
風のように
遊んだ夜のこと
小さな水溜りの
内側で
ポロンと弾ける
月は輝い ....
目覚めると
話し声が耳に届く
買い物に出かける相談だ
目覚めから再度就寝に戻る
ドアの閉まる音が耳に届いて
布団から抜け出す
太陽も東から南の空に ....
ボクがやってきた数々のことを
水に流してくれと切に願う
都合のいい話なんだが
他に方法はないと思う
いつ死んでもいいように
人の後ろ髪なんぞ引かず
誰と別れてもいいように
綺麗に今日 ....
くぼみがある、あなたのくぼみだ
あなたはそこにいた、ぬくもりがある
長い歳月がくぼみをつくって
その円やかなわん曲はあなたの
生のおもみだ、刺々しさの消えた
まろやかなくぼみ、あなたというく ....
殴られても蹴られても穴が開いても器物破損で救済がないってことは
君が物じゃない証拠で
君を者として扱ってくれる人がどこかにいるという証拠じゃないかな
ただその人に見つけてもらうために
君は電波 ....
ねむたい灯りのすべてにいちいち
湿度や数や記号がついている
おもえば ずうっとまえ
まぶたがまだ無かったころから
ふえることが課題だった
ふえ、進むこと
まだいくらでも捨てるものが ....
子どもには夢を描く道具が必要
買い与えるか拾ってくるか
いやいや地面に
自分の指先で描けると言う
子どももいる
できれば描き直せる
鉛筆がいいのだけれど
ちょっと凝りだして
消えな ....
大人達は
私にいろいろなモノを
着せようと
待ち構えていて
毎日のように
尖った所を
丸くするために
主張し合ってる
朝晩
働きづめで
一緒に寝れないからと
ぬいぐるみだけは ....
次の曲は「孤独の猛毒」です
この曲のキーコードは
AmでもEmでもありません
Im(アイマイナー)です
ジャーン
どうです
この、私らしい響き
私の曖昧さが響きわたった
コードで進 ....
ぬっとり湿った夜の膜を
そっとふたつの指で広げれば
胸を裂くような光のしたを
あたたかさ、なさけなさの影が歩いていた
カーブミラーの歪みのなかの
少しだけ正しい領域を
裸足で歩くわたし ....
生まれました
もうずいぶん前のことです
そして、それを思い出す日です
そんな日は
誰かの死ぬ日でもあります
また、だれかが殺されたりもします
そして、それを思い出す日です
命 ....