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真夏の空、玄関口
立ち尽くす我
草木の揺れ、
うねる大気、
光の庭
あゝ世界は無関心に
私という存在には
全く無関心に
広がり在った、圧倒的に
その時私は気付いたのだ
異郷のよ ....
静かな鼓動の海
満ち欠けを繰り返す月影
わたしは独り泳ぐ
途方に暮れ
静謐に身を委ねながら
遥か死の彼方から降って来る霊性は
たましいを震わせ
遠いおもいでへ導く
そこには自由 ....
意識の底に落ちていくような
渦巻く響きの海にいる
たましいは肉を離れ
渦巻く響きに同化する
打ち鳴らされる変則的なビートに乗って
遠い記憶に沈んでいくわたしという存在
成就されない愛を ....
黄昏に沈む太陽の輝きを
僕ら、掴めるか
それは
永遠の光芒だ
肉の痛みの隙間を見つけ
意識の深層に分け入る
記憶が渦巻くイメージが波打つ
遠い声が懐かしく響き
ひび割れた過去を繋ぎ ....
ぱっくりと
無の深淵が口を開く
僕はただ宙づりで
空の青みを凝視する
いつか紺碧が割れるのを
澄み渡る宇宙が開けるのを
清明がたましいを充たすのを
遠く隔たり祈りながら
〈 ....
網戸の外は青い空
網戸の内は灰の心
青はあくまで深さ増し
鬱はどうにもどん底で
世界と私は無関係
私が無くとも世界は続く
ああ、全くそれなのに
涼風が肌を不意に撫でる
その ....
雲、流れ
流れ、雲が空をいく
ぽっかぽっかり青を裂き
気流の鳴る音、響かせて
澄み切る初冬の夕暮れに
荒れる呼吸を収めては
私の宇宙を横切って
流れ、雲が空をいく
....
無私の愛が
人の魂の病を癒し
肉の病すら和らげる
冷える夜陰の静謐に
天使たちは降りて来るのだろうか
自愛に充ち病んで倒れる己の許に
あの遠い日の海の夜明け
靄と波の戯れに 無音 ....
たおやかな
緑の群れ、
揺れに揺れ
踊る影は
光の万華鏡
私は静かに傾いて
遠くの森のザワメキを聴く
季節はまた一巡りし
俺はぼんやり宙を眺める
不安定な気分はいつもながら
鉛の身体も相変わらずながら
まだまだイキマスヨと独り言ち
何処からともなく湧くチカラ
指先じんじん温もって
また一 ....
遠い
在るものすべて
遠い
言葉は浮遊し声さざめき
(意味と響きは解離して)
通り過ぎる人、人、人
わたしは母語を失って
記憶の像にうっとり沈み
遠い
在る ....
光の空、
いよいよ透明に青散らし
冬、深まる
深まる冬に
強い熱放つ、
太陽は天に貼り付いて
霊園に佇む墓石たち、
しづかしづか 白骨を打ち鳴らす
水を運ぶ両側で
一つの墓石 ....
メープルコートさんのひだかたけしさんおすすめリスト
(12)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夏の朝
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ひだかた ...
自由詩
5
22-7-21
おもいで
-
ひだかた ...
自由詩
4
22-7-20
音楽の記憶
-
ひだかた ...
自由詩
4*
22-7-18
光芒
-
ひだかた ...
自由詩
4
22-6-17
深淵と青空
-
ひだかた ...
自由詩
5*
22-6-10
鬱と青
-
ひだかた ...
自由詩
12*
21-10-3
流れ、雲
-
ひだかた ...
自由詩
6
19-12-18
天使たちは(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
8
19-12-10
緑の午後ースケッチ
-
ひだかた ...
自由詩
7
19-5-5
walk・on5__春うらら
-
ひだかた ...
自由詩
8*
19-3-2
遠い
-
ひだかた ...
自由詩
12
19-1-9
師走の墓参
-
ひだかた ...
自由詩
9*
18-12-18
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