まあ要するにインターネットってなんなの?ってことですよ。
僕はインターネットで日記を断続的に公開している人を見ては自分もやりたいと思うんだけれど、どうしても恥ずかしくてできない。自分が長ーい時間をか ....
カタカタとうるさいので
押さえ込んで黙らせようとしたら
わっと吹きこぼれてしまった
ほんと
どうしょうもないあたし
空がちりりん
春の鍵をもった太陽が
今日もあちこちの箱をあけにのぼりました
山の
土の
風の
屋根の
木の
公園の
ブランコの
女の子の
かちりかちりと
ちいさな鍵 ....
視界 約100m先
辿って行く筈の道が
目の前で
不意に塞がれてしまう
そういうことが
少し前からずっと
重なっている
試されているのだろうか
それとも
学ぶべきときなのだろ ....
ごめんよ
もう恋してないんだ
あなたは愛を乞うが
わたしに降り積もるような愛はないから
わたしに降り注ぐ恋でないと
反応できない
はじめから
構造が違 ....
この前
青白い顔をして
「死にたい」
と言う客が
いましたので
僕は宮沢賢治にならって
「怖がらなくてもいい」
と言ったところ
「私はそんな事を聞きに
きたんじゃない」と
ぷ ....
絶望を語る人は
絶望を語る上において
楽しそうだ
恋の苦しみを語る人は
恋の苦しみを語る上において
楽しそうだ
国を憂うことを語る人は
国を憂うことを語る上において
楽しそうだ ....
画用紙に迷うことなく色をのせた
空の青は
記憶にはない
白い画用紙が
とても不自然に思えて
窓ガラスに
水を浸しただけの
筆をはしらせると
透けた空が濡れた
いっそ瞳を
青く塗りつ ....
ことばの夢の季節のような図鑑のなかで
あしたの少女たちが眠っています。
かすかなひびきがきこえます。
青い虫の名前のようにそっとゆれてることにしましょう。
お茶漬け一杯!と叫んだら
かわいいおねいちゃんが現れた
僕はお茶漬けを頼んだのに、と思って
悪いけど部屋の隅に座ってもらった
気を取り直して
お茶漬け一杯!と叫んだら
天井から札束が降 ....
仕事の休憩時間、ひたすらスロットを叩いていた。
コイン噴きまくりだ。
でもこんな日々はダメだ。一体何千枚のコインを
スロット台から吐き出させたら、幸せになれるというのか。
もしそれで百 ....
あん頃の俺の世界は
チャリで走り回る毎日がすべてで
車に乗って作った思い出とかは
どうも現実味がなかった
後になった見た思い出グラフティは
ごめんなさい
あんま覚え ....
空き缶を蹴飛ばしたら、僕だった
残っていた中身が飛び散った、僕だった
野良犬が怒り狂って追ってきた、僕だった
慌てて電柱によじのぼって見回した
空き缶は車に潰されてぺちゃんこで ....
疑問符をつけてはいけません
押し付けてはいけません
まずい状況では
さらに状況が悪化することがあります
何かをねだるときに使うと
見透かされたときに危険です
正直、あまり使 ....
真夜中の詩人が歩き出す
まだ眠らないのは
月も星も眩しいから
銀色の煙が美味しいから
愛だとか傷痕だとか
嘲笑を抱えて孤独を彩る
真夜中の詩人が歩き出す
聞こえているか?この詩が ....
登校拒否をしようとしたのに
何年も前に卒業していたことを思い出した
しかたないので出社拒否をしようとしたら
数ヶ月前に退職していたことを思い出した
やけになって生きることを拒否しようと ....
フランケンにもブランケンせず
風にもプランケンせず
冬や夏のクランケンにもブランケンせず
丈夫なをムランケンを持ち
欲はなく
決して怒らず
いつも静かにクランケンし ....
昨日、友人と飲み会をして、俺は終電間際の電車に乗ったのだった。
東横線渋谷発横浜行き最終(マジ最終は元住吉あたりで止まる)。
あいていた席が優先席だったので、俺は腰掛けた。
目黒あたりで人が ....
地球規模のかくれんぼは
神様が勝ちました
ところで鬼たちは
何処へいったのでしょう?
月曜日に ざくろを無くした
火曜日に 友人にバレた (嘘が吐けなかった)
水曜日に 登校拒否になった (理由なんて無かった)
木曜日に 煙草を覚えた (信号機の味がした)
金曜日に 童貞を失っ ....
夜の公園を一人歩く
渇いた靴音が暗闇に響く
だが渇いていたのは靴音だけではない
いつからかなんて覚えちゃいない
随分と前からかもしれないし
つい最近のような気もする
....
人生の縮図を一枚の写真に托そうと
カメラを持ち出した午後
通い慣れた公園の道を黙々と歩いてゆく
木陰をなぞるようにしながら
景色に目を奪われることもなく
いつしか長い上り坂の入 ....
「なかったことにしよう」
と言われて
黙って頷いた
そうかぁなかったことかぁと
帰り道電車の中
何度も何度も考えた
とても疲れていたので
座りたかったけど
井の頭線は混んでいて
つり ....
夜のとばりの降りるとき
私に安息のときは訪れる
誰もいない 誰もいない
誰もこない 私だけの闇
束の間 深呼吸する自由な心
少し光って そして闇に沈む
安らぎを 心をこめて受けとめるとき
別にいいんだよ
元々こうゆう目つきなんだから
言いたいことを言おうや
顔色なんて気にしないでさ
痛みが残したものに
少しずつ慣れて
平気と笑って
隠す胸の傷
指先でたどる
消せない色々
転がりながら
散り散りになる絆
行き場所を求め
彷徨い続ける僕ら
雑踏にまぎれて
ビ ....
父さんの手帳を見たら
僕のことが書いてあった
最初のページには、可愛い息子だと
少しめくると、やんちゃな息子だと
ぱらぱらめっくってみる
良くできた息子
にくたらしい息子
困った ....
毎日
私の仕事は丘を越えること
今日は比較的緩やかだった
この仕事を始めた頃は
それでも驚いてしまうほど辛かった
もう
幾つの丘を越えたろうか
毎日が惰性であり挑戦でもあった
....
どんなに泣いても
どんなに叫んでも
神さまは
何もしてくれない
奇跡で
助けてはくれない
風はいつでも吹くけれど…
わたし、
たくさんの物を手に入れたけど
この手で触れていられる物は
少しだけで
埃にまみれた
ダイヤの指輪
大きすぎるけど
外せないでいる
反射する ....
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