すべてのおすすめ
かけがえのない 欠けていく 駆けていく
脳みその乗り物みたいな僕だった
清浄され、静かなシーンとなっている
身体と心の全部が耳を澄ます
秒針は砂漠の中にとけていく
夜行バスのように星を抱える人
いつも、この手は温かさ放ってる
やわらかいカーテンと世界がゆれる
青色の携帯電話で撮った空
風のように心がまだ動いてる
雲のあいだを歩いてる人と犬
立ち止まっては朗らかに青く澄む
水槽に流れるおだやかな時間
他者だったことを忘れて声になる
春色の初夏 黒板へ吹いた風
思い出せない想い出を持っている
心地いい五線譜の上 止まる時間
あの時には桜は咲いていたのかな
誰かが眠ったこと考えている