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重く幾重にも垂れ込める
雨の幕をくぐりぬけてゆくと
壮麗な両開きの扉があらわれる
その扉がひとりでに開くと
そこからまばゆい真夏が
一気にほとばしるのだ
それでも少しでも
陽気でいようとした君
その痛みの響きが夜を震わせている
どこかから落ちる夢を見て
怯えて目をさました君
今からでも間に合うならば
この手を差しのべさせて欲しい
....
まみさんの塔野夏子さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
七月神殿
-
塔野夏子
自由詩
2*
18-8-5
この夜の向こうへ
-
塔野夏子
自由詩
3*
18-7-1
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