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美しい本と空と地面があった
あるいてあるいて
夜空や
咲いている花を
吸い込んでいくと かさかさになったこころが
嬉しがっているのを 感じた
雨の日には 本を読んだ
子どもらのあそぶ
....
名も付けられぬとりどりの色をしている砂の文字列に埋もれて
やわい肉を縮めこませ
耳を塞ぎ
あなたに握りしめられればその途端
脆くパリンとわれてしまうような
うす青い貝になってしまいたいときが ....
あたしは
きふるされて
くたくたになりすぎた
白地に青い花柄の
綿のぱじゃま
ひとめぼれされて
このおうちにやってきたわ
このひとと
ねむるときずうっといっしょ
かなしい夜さ ....