すべてのおすすめ
遅れても動いている
本棚の片隅で
分針の反った目覚まし時計が


そう
ねじれていった十余年の月日そのままに
何も聞こえない
ここは夜明け前の
センターラインの上を歩いて
街路樹は灯りを浴びて
少しのあいだ希望を抱くと この胸は
「船」は南から来る
そっくりそのまま書くことを覚えれば
きっと
今の境遇を甘ったるく 写せるだろう
一枚のレコードが教えてくれる新しい名前
短い髪の女の子を好きだったこと
はるか彼方に望んでいたはずの人生を振り ....
木の葉の太陽は
林檎の実
狐の友は
冬毛の箒
いくつになっても
昔は昔
一時間が五十分だったり

雲の翳りを見上げるきみとの数瞬が永遠だったり
たりぽん(大理 奔)さんの吉岡孝次さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
目覚まし時計- 吉岡孝次自由詩206-2-21
予感- 吉岡孝次未詩・独白105-12-18
向上の歓び- 吉岡孝次自由詩4*05-11-25
唱歌- 吉岡孝次自由詩105-11-12
不規則な生活- 吉岡孝次自由詩505-10-14

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する