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熱帯夜みたいなきみの瞳はもの悲しくて
ひとつぶの砂も巻き上げることはなかった
湿らせたのはほんのわずかな空間だけで
振り返った背中の先には象のおりと高らかな歓声


きみのその長い首を支え ....
冷たくなってきた風に漂って
きみは何処を向いているのですか


田んぼの脇に咲くススキ
あでやかな花に囲まれて
色づく葉っぱに包まれて
それでも自らの身体を染めることはなく


華 ....
ねずみ色のコンクリートが暗く染まる
何か落としものがあったような気がして
歩いて来た道を右から振り返ってみた
つうつうと機械的に落ちるさみだれ

庭に投げられっぱなしの花切り鋏は
いつから ....
光を認めたときから
歩き始めている

最初の頃は
目に見えるもの全てが
新しくて
眩しくて
喜びに満ち溢れて

時の流れと共に
すっかり見慣れてしまい
踏み出してい ....
家から少し歩くと公園がある
公園と言っても小さな広場にベンチがあるだけで
駅の側だし隣はパチンコ屋だし
おまけに向かいはコンビニがあってネオンがまぶしく
つまりは大変に騒々しい


気持 ....
忘れているつもりは、なかった
ちょっとうっかりしていたのだと思う
言い訳がましいね、何だか
本当にごめんね


いい天気が続くと
空を見るのに夢中になってしまう
雲の流れには気付いても ....
たりぽん(大理 奔)さんのあ。さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きりんの首の骨- あ。自由詩9*10-1-25
きみはほうき星の足跡- あ。自由詩27*09-11-4
季節に置いていくもの- あ。自由詩7*09-5-30
忘れるとは、刻み込むことだ- あ。自由詩5*09-5-8
公園で- あ。自由詩8*09-3-8
空の青さを見つめていたから- あ。自由詩3*09-2-16

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